手頃な価格設定ながらも
高品質な仕上がりを実現
昔よりも身近にはなったが、それでもまだ遠い存在がカーボンだ。
「ワンオフで好きな場所をカーボンにしたい」を可能にできるショップは本当に限られている。
人気のカスタムショップ「FIRST CLASS(ファーストクラス)」が満を持してカーボン加工の受付を開始した。
カーボンは、昔よりは身近な存在になってきているが、FRPと比べるとまだまだ敷居は高い。
その最大の要因は何と言っても、施工できるショップが少ないから。全国的に知られている有名店でも、カーボンはNGというケースがほとんどで、「金額問わずにやりたい」というオーナーも、ショップ探しに悪戦苦闘した末に諦めてしまったという話も聞く。
そんな中、関東で大活躍中の「ファーストクラス」がカーボンに着手。2016年12月から、カーボン加工の受付を開始した。
塗り分け塗装代にプラス2万円でカーボン化ができる
ファーストクラスが特にオススメしているのが、カーボンのアクセント使い。部分的にカーボンを取り入れ、違いを出す手法だ。
「今のVIPオーナーたちは、エアロを塗り分けするケースが多い。どうせやるなら、ありきたりな塗りではなく、カーボンにしたら一歩上に行けると思うんです」と田口サン。カーボンは非常に繊細な素材ということで、ファーストクラスではロール状にして丁寧に保管。定番の黒カーボンの他、様々な色を取り扱っている。
元々、ファーストクラスはFRPに滅法強く、ワンオフ加工を得意としているショップ。しかし、カーボンは全くの別モノ。ゆえに、半年以上の期間をかけてイチから研究を重ね、カーボン施工の技術を徹底的に磨き上げた。
同社が最も得意とするのは、エアロパーツのワンオフ加工。オーナーが思い描く造形を、ミリ単位でビシッとカタチにしていく。
「カーボンというのは柔らかく、伸び縮みもする素材。なので、実は網目を真っ直ぐ張り込むのは非常に難しい。ですが、VIPセダンはクオリティが第一なので、キレイさにはどこよりもこだわっているつもりです」と田口サンは語る
気になるの価格は、部品によって異なるが、例えば、写真の作業しているトヨタ18系クラウン用ウイングなら、3万5000円~4万円前後でカーボン化できるそう。ちなみに、普通の塗料で塗り分けする場合の工賃は1万円~1万5000円。意外だが、あと数万円プラスするだけで、高級なカーボンが手に入るというわけだ。
「室内から外装まで、ファーストクラスではあらゆる部分のカーボン加工に対応しています。カーボンの色も定番の黒だけでなく、シルバーやホワイト、または赤や黄色といったカラーカーボンの相談もオッケー。ぜひ、気軽に電話してくださいね」。