オリジナルのアーム類を使い
難易度の高いエアサスで車高ダウン
足まわり系パーツをリリースする「Tディメンド」は、1月13〜15日に千葉県・幕張メッセで開催されている「東京オートサロン」にいち早くトヨタC-HRを登場させた。
しかも、アーム類まで製作し、ノーマルフェンダーのままで極限まで車高をダウンしてきた。
サスペンションは、「Tディメンド」の車高調整機能付きショックアブソーバー『プロダンパー』とエアサスの組み合わせ。
これに同社の『プロアームフル』を使い、キャンバーを付けるなど車高を極限まで下げている。
Tディメンドは、車高調整式サスではなくあえてエアサスを使って車高を下げている。
じつは、アーム変更でキャンバー角を付けるとエアサスのエアバッグがボディと干渉しやすくなる。
しかも、車高調整式サスの金属スプリングに比べサイズも大きいので、装着の難易度はさらに高まるのだ。
Tディメンドは、エアバッグのサイズ(ストロークして膨らんだところまで計算している)、アーム類の最適化などによって、その難関をクリア。ノーマルフェンダーとのギリギリのクリアランスで、見事に低車高を実現している。
エアサスでここまで極められれば、車高調整式サスは容易に製作できるそうだ。
ちなみに、今回発表されたC-HRに装着されているサスペンションやアーム類は、2月には製品化して販売を開始するという。
装着するSSR製ホイールのサイズは、9.5J×19 インセット+18。これに225/35R19タイヤを組み合わせている。ちなみに右側がCV03、左側はCV01と左右で異なるタイプのホイールをセットしているのだ。
いずれのホイールもコンケイブタイプなので、オリジナルの356Φ×32mmの大径ローターと6POT大容量キャリパーを前後に装着できたそうだ。もちろん、そのサイズ選びなどは同社のノウハウがあってのことだ。
Tディメンド http://www.t-demand.jp/
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