ストリートとオフロードそれぞれで
クロスオーバーモデル2つの方向性
デビュー以来、人気車種として熱い注目を集めているトヨタの世界戦略SUV『C-HR』。
TRDをはじめとするトヨタ直系の各ブランドも、C-HRのカスタマイズに力を入れていて、2017年のオートサロン会場に、幅広いバリエーションを展開してきた。
トヨタ“ワークス”「TRD」のデモカーから紹介しよう。
「TRD」は、オンロードを意識した『アグレッシブ スタイル』と、オフロードイメージを強調した『エクストリーム スタイル』の2台を用意。
ロー&ワイドなスタイリングを演出する『アグレッシブ スタイル』(ホワイト)は、造形とカラーリングの妙により、じつは車高はノーマルのまま。車高と密接に関係しているトヨタセーフティセンスP(衝突支援回避支援パッケージ)のセンサーへの影響を回避しつつ、「TRD」の持つレーシングなイメージを見事に表現している。
当然、スタイリングだけでなく、機能性も重視しており、エアロダイナミクスも性能向上。高速域の安定性はノーマル以上のアドバンテージがある。
また、50系プリウスで注目された『モーションコントロールビーム』も、C-HRに専用チューンして、前後のレインフォースメントにボルトオン装着。ボディ剛性をアップするとともに、ボディの微振動を吸収し、上質な乗り味を提供している。
一方、「エクストリーム スタイル」(イエロー)は、オーバーフェンダー+「TRD」のロゴ入り「マッドフラップ」で、ラリー車のテイスト、タフネスさを印象付けることに成功している。
続いて「トヨタオリジナルアクセサリ」(トヨタ純正用品)。
こちらは、「女性目線のあこがれのライフスタイル」をテーマにした、『スタイル Wb』と名付けられたC-HRを参考出品。
ヘッドライトの脇に、旅客機の主翼の先端に見られるウイングレット(主翼端翼)のようなアクセサリーがついていて興味深い。
その他、トヨタ店=『メタリックスタイル』、トヨペット店=『アーバンスタイル』、カローラ店=『スマートスタイル』、ネッツ店=『ストリートスタイル』、そして『スポーティスタイル』など、5種類のカスタマイズプランを展開。
これだけでも目移りしそうだが、「モデリスタ」も、2パターンのモディファイを提案。
もう一台は、「ブースト インパルス スタイル」。こちらはアグレッシブ&スポーティがキーワードで、気持ちが昂ぶり、ドライブに出かけたくなるようなデザイン性を持たせている。
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