空力アップ&軽量化を両立するバンパー採用
新2リットルターボエンジンも披露した
昨年「TRD」60周年記念モデルとして100台限定で発売したトヨタ86をベースにチューニングした“14R-60”を覚えている人も多いだろう。
あのクルマをさらにに進化させた『14R-60 Carbon Concept』を東京オートサロン2017「TRD」ブースに展示していた。
2012年に「軽量化」「水平対向2リットルNA」「ボディ補強・空力の充実」をテーマに開発され、14R-60開発の基礎となった“86 TRD Griffon Concept”のフロント形状を、FRPからリアルカーボンに材料置換して再現。
FRP製に対し、マイナス15kgもの軽量化を達成している。
フロントノーズも延長されているので、『14R-60』以上に空力面ではアドバンテージが増している。
ロングノーズにはなっているが、「TRD」としては保安基準適合パーツにすることを考えているそうだが、リアルカーボンとなると、コスト面は……。
なお、フェンダー、バンパーともにワイド化も図られているので、製品化されるとすれば、セットでの販売となるだろう。
「TRD」ブースでもうひとつ気になったのは、『TRD-BIZ000』という開発コードが付けられたレーシングエンジン。
ベースはスーパーGT(GT500)やスーパーフォーミュラのパワーユニットになっている、2リットル直4直噴ターボエンジン『NRE』。
この『TRD-BIZ000』も、2リッター直4直噴ターボエンジンで、最高出力は600ps以上。
2019年から市販化を予定しており、レースカテゴリーはとくに限定されてはいない。
おそらく海外のラリーや、ドリフトカテゴリーなどにも採用されると思われる。
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