ワイルドなオフ系から
洗練されたシティ派まで
根強い人気を誇る定番カスタマイズのひとつ、車高を上げるハイリフト。東京オートサロン2017(千葉県・幕張メッセ)には、そんなアゲアゲ系も数多く出展されていた。
まずは「トヨタ・プリウス」の現行50系。ローダウンするカスタムが多い中、逆転の発想でハイリフト化したのは新星エアロブランド『DAZER(デイザー)』のデモカー2台。まず、レッド×シルバーラインの「プリウス」。
4WDの「E-FOUR」がベースで、車高は40mmアップ。
オリジナルのフロントバンパーやリヤハーフバンパー、片側25mmワイドのオーバーフェンダーなどで、最近人気のクロスオーバーモデルのようなフォルムを実現。
左右2本出しマフラーは「トラスト」と共同開発。アルミ製プレートがプロテクションガード的イメージも醸し出している。
ブラック仕様の方は、ベースが左ハンドルのUSモデル。こちらのエアロもレッド×シルバーと同じタイプながら、2インチ(約50mm)のハイリフトや、バンパーガードの装着、ブラックを基調としたボディカラーなどで、ワイルドなオフロードスタイルを演出している。
実は、このクルマは昨年11月にアメリカで開催された、全米最大のパーツ見本市「SEMAショー」にも出展。現地でもかなり反響があり、USトヨタのスタッフからも大絶賛されたという。アメリカも認めたハイリフト・プリウスなのだ。
こちらは、「ロードハウス」のブースに展示された「トヨタ・ランドクルーザープラド」。車高は4インチ(約100mm)アップ、『カーディアス』ブランドのフロントバンパーやボンネット、サイドステップなどを装着し、スパルタンな雰囲気を演出している。
「ホンダアクセス」が出展した「ホンダ・ベゼル」は、ちょい上げ車高にエクストリームな外装などが魅力だ。
「KRF」製作の「ジープ・ラングラー」。ベースは、オフロードで高い走破性を見せる限定販売のRUBICON HARDROCKだ。
ラフカントリー製ロングアームUPグレード6インチキットで、迫力のハイリフトスタイルを実現。
サンバーストオレンジのボディカラーもカッコイイ!
「タイガーオート」が展示した「ジープ・ラングラー」。ベースはこちらもRUBICON HARDROCKで、サスペンションにはEVOボルトオン・コイルオーバーキットを装着。
外径40インチのダート用タイヤ、マッドグラップラーなどにより迫力のスタイルを実現している。
こちらは「スキッパー」製の「ジープ・チェロキー」。ハイリフト化はもちろん、内装にロールバー、コクピットにはアルミ製パネルなどを装着し、デザートラリーカー風の演出も施している。
車高アップによる走破性向上だけでなく、アレンジによって街からオフロードまで幅広く楽しめるのがハイリフト。2017年も根強い人気を誇るのは間違いないだろう。
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