フレームからホイールまでを制作
オリジナルデザインを忠実に再現!
スパイアクション映画の金字塔「007」シリーズの第11作で、日本が舞台となったことでファンも多い1967年公開の「007は2度死ぬ」。
その劇中で登場する「トヨタ2000GT」のレプリカが東京オートサロン2017(千葉県・幕張メッセ)に登場した。製作したのは、ハコスカやフェアレディZなど国産旧車のレストアなどを得意とする「ロッキーオート」。「2000GT」のレプリカの製作は以前より手掛けていた同社だが、今回は映画で主人公ジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)が乗るオープンカーを再現。
同社オリジナルの「R3000GT」特別仕様として発表したのだ。
オープンの「2000GT」は、現車がほぼ存在しない。そのためフレームからボディまで同社が全て製作。「2000GT」が持つ流麗なボディラインなどを忠実に再現している。
エンジンには、トヨタ製2J型3リットル直列6気筒を搭載。
ミッションや足まわりなども近年のデバイスとすることで、走りを充実。
また、ボディ幅も若干ワイドにすることで、トレッド幅を広げ直進安定性の向上も図った。
インテリアも、ウッド製メーターパネルに本家「2000GT」に採用された7連メーターを装備。
しかも、エアコンやATシフトノブなど現代では当たり前となった実用装備を取り入れつつも、違和感が極めて少ないデザインとなっている。
ホイールや小型のフェンダーミラーなども、まさに「2000GT」そのもの!
このボンドカー・レプリカは受注生産で、価格は約2400万円。すでにかなりの予約が入っているという。
余談だが、映画では若き日の大物俳優が多数出演。中でも、ボンドガール・キッシー鈴木役の浜美枝さんがとてもセクシーだった。まだ観たことない方は、ぜひDVDなどでご覧なってみてはいかがだろ「2000GT」の勇姿と共にきっと楽しめるはずだ。
ちなみに、この映画に登場した2000GTがオープンなのは、一説にはボンド役だったショーン・コネリーの身長が高く、クーペに乗れなかったからとも言われている。