シャレンの新作Vシリーズのテーマは「王道回帰」
2002年の誕生から現在に至るまで、「共豊コーポレーション」の『AMEシャレン』は市場のニーズや時代の流行に即したデザインやサービスをコンセプトにしてきたホイールだ。
そして、2017年に『AMEシャレン』が打ち出すのは王道回帰。シンプルかつクルマを引き立てるデザインを採用するのが『VFX』と『VMX』と2タイプの2ピースホイールだ。
「我々が感じたのはオーナーの年齢層の上昇。そして新型車のデザイン性の高さです。落ち着いて乗りたい年配の方に対して、ハデなデザインは避けられがち。そして、純正時点で造形溢れるバンパーを持ったクルマには、ハデなホイールは似合わない。その二点からよりシンプルかつ、クルマを引き立たせるためのホイールが求められると踏みました」と共豊コーポレーションの青山サン。
そんな背景を踏まえた新作の『VFX(上写真右)』と『VMX(上写真左)』を眺めてみると、その無骨さも頷けるはずだ。VFXは、直線的なスポークのリムエンドは、末広がりの造形にまとめた。リムとスポークの境を強調するアクセントとしての視覚効果は高い。
極太のスポークと規則正しい7交点メッシュ。たったそれだけで、このホイールのコンセプトを存分に表現している。むしろ、このホイールには飾り気は不要だとすら思えてくる。
VMXは質実剛健な7交点メッシュ。リムとディスクの境を湾曲させることによって、力強さを表現している。もちろんこちらもピアスボルトを採用する。
キャラクター性が崩れることを避けてリバースリムとはせず、王道のステップリムのみ設定している。さらに、従来とは異なる製法を採用し、起伏を繰り返すリムの幅と角度を徹底的に煮詰めた。
既存のシリーズとはかけ離れたストイックさを持つこの2タイプのVシリーズだが、これも時代の流れを映し出す『シャレン』の一つであることに他ならない。
VFX
王道のデザインに欠かせない全周ピアスボルトの存在。クラシカルな形状を再現したイカツいボルトは、重厚感をヒシヒシと感じさせる。
価格(税別)
19×8.0J~11J ¥86,000~¥95,000
20×8.5J~11J ¥96,000~¥103,500
カラー
シルバー、ブラック、ゴールド
VMX
センターキャップは当時にはなかったカラーリングを採用。ブラックベース×ゴールド文字や、シルバー×ブラックなど、最新トレンドを注入。
価格(税別)
19×8.0J~11J ¥86,000~¥95,000
20×8.5J~11J ¥96,000~¥103,500
カラー
シルバー、ブラック、ゴールド
(レポート:VIPスタイル編集部)
【関連記事】