スピーカーだけで音楽が激変
臨場感のあるサウンドが楽しめる
大阪市インテックス大阪で開催されている「大阪オートメッセ」の「パイオニア(カロッツェリア)」ブースでは、ハイエースとBMW320の2台のデモカーを展示。さらにVR(バーチャルリアリティ)を使ったサイバーナビの運転支援システムの疑似体験が人気を集めている。ハイエースのデモカーは、リヤシートとラゲッジルームをリスニングルームに大改造。
さらにパワード(アンプ内蔵)サブウーファー『TS-WX70DA』をセットし、こちらはスイッチでON/OFFができるようになっている。これは、迫力あるサウンドに低音を奏でるサブウーファーの重要性をアピールするものなのだ。
車内には、自動車メーカー純正のスピーカーとカロッツェリア『TS-C1720AII(17cmセパレート2ウェイスピーカー)』が車両後端にセットされ、その聞き比べができるようになっている。
まるでホームのオーディオ専用室のような作り込みがされ、もちろんボディなどは徹底的な制振処理も施されている。
実際に試聴をしてみると、『TS-C1720AII』で再生される音楽は、臨場感があり、目の前でヴォーカルが歌っているようなサウンドが広がっているのだ。
しかも、これがセパレート2ウェイスピーカー+パッシブネットワークのセットで¥32,000(税別)と、カスタムフィットスピーカーとしてはリーズナブルなモデルだから驚き。
このオーディオシステムのヘッドユニットは、昨年フルモデルチェンジを果たしたサイバーナビ『AVIC-CZ900』。AVナビゲーションとして高い音響性能を誇る。
それゆえ、純正スピーカーでも「これで十分かな?」と思わせる部分もあるが、スタッフの人が車外のコントローラーで『TS-C1720AII』スピーカーに切り替えた瞬間、音場が一気に広がる。さらに、純正スピーカーでは聞こえなかったヴォーカルの吐息などが、『TS-C1720AII』でははっきりと再現されていたのだ。
サブウーファーをONにすると、グッと低音が低く沈み、音域が一気に広がる。アンプ内蔵タイプだから、サブウーファー本体が搭載するスペースを確保するだけというのも嬉しいところ。
サイバーナビのVR体験コーナーでは、車線逸脱や前方のクルマが動き出したときにアラートとモニターの画面で知らせることを疑似体験できる。
その映像は、自分が運転席に座っている視点。顔の向きを変えるなどして視点を動かすと、車外が見えたり、サイバーナビのモニターを見たり、さらに助手席に座っている女性の姿まで見ることができるバーチャルワールドが展開される。
下の写真は、サイバーナビのモニターに表示されるアラート画面。
ハイエンドオーディオシステムを搭載するBMW320は、高品位なカロッツェリア・サウンドを実現する。
システムは、フロント2chとサブウーファーとシンプルな構成。
しかし、セパレート2ウェイスピーカー『TS-Z1000RS』にミッドレンジ『TS-S1000RS』を加えた贅沢な3ウェイスピーカー。トゥイーターはAピラーにインストール。ウーファーはドア下部に、ミッドレンジがドアハンドルあたりにアウターバッフルでセットしている。
サブウーファー『TS-W1000RS』は、トランクスルー部を利用して装着する。
ヘッドユニットは『DEH-P01』。別体のパワーアンプが付属されているが、こちらは使わずにプロセッサー&音楽再生ユニットとしてシステムを制御している。
パワーアンプは、最高峰モデル『カロッツェリアX』の『RS-A99x』、『RS-A09』x2台という豪華なラインアップをトランクにインストールする。
これらのデモカーによる試聴、VR体験は会期中の2月10〜12日まで行われている。
ぜひ、パイオニアブースで体験してほしい。
パイオニア(カロッツェリア)http://pioneer.jp/carrozzeria/
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