コーナリングスピードの向上とともに
ホイールに高い強度・剛性が求められる
発売から20年が過ぎた今でも高い人気を誇る「レイズ」の鍛造1ピースホイール『ボルクレーシングTE37』。メインターゲットであるスポーツカーの性能向上に合わせ、さらなる高性能モデル『TE37SAGA』が2月10〜12日にインテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ」でデビューした。
レースやジムカーナといった公式競技から草レースまで、国内外でモータースポーツのカテゴリーを席巻した鍛造1ピースホイール『ボルクレーシングTE37』が、さらなる進化を遂げ生まれ変わった。
『TE37』が登場したのは1996年、当時と現在を比べるとスポーツカーの性能は大幅に向上したといえる。
特に電子デバイスや空力は革命的なまでに激変し、それに伴いコーナリングスピードやブレーキの効きも格段にアップ。またパワー&トルクや車重も増大し、ホイールに対する要求もどんどん大きくなってきた。
そこで1年に及ぶ開発期間を経て、あらゆる性能をブラッシュアップさせた『TE37SAGA』が完成。従来モデルを上まわる強度と剛性を持たせながら、デザインはひと目でTE37と分かる伝統の6本スポークを採用する。
サイズは7.5J×18~12J×18でカラーはブロンズとダイヤモンドダークガンメタ、ビッグキャリパー対応モデルも揃う。価格は1本につき¥75,000~¥86,000となっている。
ブースにはヴァリスがタイムアタック用に製作したデモカー『神風86』に『TE37SAGA』が装着されていた。
新作のワイドボディキットをまとったシルエットは、まるでGTマシンのようなオーラを放つ。
エンジンは700psをマークするトヨタ3S-GTE型直4に換装。
ホイールのサイズは11.5J×18でタイヤは295/35-18となる。
(レポート&撮影:佐藤圭)
【関連記事】