希少な北米仕様に
当時ものパーツとエアサスでロワード
40歳前後のオジサン世代の多くは、ノスタルジーな気分に浸ってしまうかも。
気鋭のユーロ系ショップ『オプティミスト』が製作したのは、1990年代に北米産逆輸入ワゴンとして一世を風靡したCE1アコードワゴン。しかも本国仕様の左ハンドルである。
90’sベースを相手に選んだのは、あえての当時仕様。イマドキに飾るのではなく、年式に見合ったデッドストックパーツを装着し、懐かしさや新しさが交錯する一台に。足元にはヒットモデルの「ヘッド40」、US純正色へのオールペンやノーズブラなど、いま見ると新鮮そのものだ。
唯一、現代風のアレンジがエアサスを用いたローダウン。最新鋭「エアレックス」を導入し、当時ではあり得なかったスラムドを実践させた。
ホイールは’90年代を代表するヒットモデル、「ヘッド40」のデッドストックを選択。ローライダー全盛期のワイヤーホイールをモチーフにしたデザインは、いま見ると斬新だ。
90’sといえばダウンサス全盛。エアサスはおろか車高調すら希少だった。そこで、ショップデモカーでも人気の「エアレックス」のエアサスで超ロワードを実現。
ベースは、希少な北米仕様の左ハンドル仕様。ステアリングはビレット系パーツ全盛を彷彿とさせる「ラッキースター」で、ハワイアン柄のシートカバーで華やかにコーディネイトした。
ボディカラーは本国モデルのみ設定されたヘザーミストメタリックにオールペン。ノーズブラなどUS純正オプションの採用にもこだわる。
マフラーには一世風靡した「スーパートラップ」を装着。現在は4輪車用の設定がないため、バイク用を加工して取り付けた。
ただの懐古主義ではない、いま楽しめる一台。
70〜80年代が注目を集めるなか、電子制御化が進む90年代で遊ぶのもオモシロイかもしれない。
オプティミスト TEL072-289-9970 http://www.optimist.co.jp
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