理想と現実のギャップを埋める
3つのジオメトリーの補正アイテム
ジオメトリー補正と聞くと難しそうだけど、ローダウンで生じた足まわりの”狂い”を元に戻すというもの。トヨタの30系アルファードやヴェルファイアは、ダウンサス程度でもジオメトリーは変化し、ローダウンするほどクルマの挙動は悪化していくようだ。
足まわり系補正パーツの先駆者「Genb(ゲンブ)」によれば、ハンドリングの影響を受けやすいのはフロント。つまり、前輪の補正は効果を体感しやすいという。
「Genb」によれば、25mm程度のローダウンからジオメトリーは変化するという。
高速道路での車線変更や横風時に違和感を感じるならば、補正の必要があるのかもしれない。
RCジョイント
快適性とルックスを同時に向上
車高を落とすとロールセンター(ロール軸の支点)が下がり、高重心なアル&ヴェルの場合は乗り味が悪化する。『RCジョイント』は、ロールセンターの位置を補正し、ローダウン時に発生する大きく不快なロールを減少。サスペンション本来の性能を復活させることが可能だ。
手前の20系&30系用純正に比べ、ベースプレートを大型化してロッドを長く設計。
同時にキャンバー角も0.5度付く設計だ。
RCジョイント ¥42,120
バンプアジャストタイロッドエンド
フットワークに軽快さを取り戻す
操舵輪、つまりフロントタイヤを左右に動かすためのロッド、”タイロッド”もローダウンによる弊害を受ける。ここの角度変化が原因で起こるのがバンプステアで、サスペンションがストロークする際にトー変化を発生。直進性の悪化や轍(わだち)でハンドルが取られたり、コーナリング時に悪影響を及ぼす。
『バンプアジャストタイロッドエンド』は、純正より20mm長く、強固なボールスタッドを組み込んだ補正パーツ。タイロッドの角度を補正し、直進性とステアリング操作を取り戻す。
バンプアジャストタイロッドエンド ¥28,080
アジャスタブルスタビリンク
快適な乗り心地と運動性能を復活
スタビライザーは、サスペンションに生じる左右差をネジレ作用を利用して減少させるもの。
車体のロールを抑える働きを持つのだが、サスペンションが伸縮する軌道に対し、角度が適正であることが重要。ローダウンすれば、スタビエンドはリンクに押されて跳ね上がった状態に。本来のロール性能が作用されなくなる。
この『アジャスタブルスタビリンク』は、このリンクの長さを調整してスタビライザー性能を取り戻すパーツだ。
ローダウンで変化したスタビエンドの角度を補正し、本来のスタビライザーの持つ機能を回復。車高に合わせてリンク全長の調整も可能だ。
リアがダブルウィッシュボーン式となった30アルファード/ヴェルファイアには、リア用も設定。
前後バランスが取りやすくなった。
アジャスタブルスタビリンク(フロント) ¥38,448
アジャスタブルスタビリンク(リヤ) ¥28,080
ムーンフェイス TEL0566-75-4455 http://www.moonface.co.jp/
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