CATERHAM SEVEN 160
「ケータハム」といえば、かつてはF1参戦も果たした英国のスポーツブランド。
その代表作といえば、通称スーパーセブンと言われる”セブン”シリーズだ。1960年代から基本構造が変わらない生粋のライトウェイトスポーツ。現在は”セブン620R”を筆頭に全4シリーズを展開する。
なかでも編集部が注目したのは、最もベーシックな『ケータハム セブン160』だ。
そのクラシカルな佇まいは、誰が見ても”ケータハム”だとわかる。
憧れのオープン2シーターを、いつかは手に入れたいと思っている読者も多いはず。そんな夢をグッと身近にした『ケータハム セブン160』は、ナンバーの色からも解るように軽自動車規格だ。
ボンネットを開けると直列3気筒ターボエンジンの”K6A”が鎮座する。
スズキ・ジムニーでも使われる名機だが、コチラは80psまでパワーアップ。車重はわずか490kgだからパワーウェイトレシオは、6.1kg/ps。
これはトヨタ86とほぼ同じ数値。そしてアバルト(6.2kg/ps)よりも僅かに上回っている。
パワートレインも同じくスズキから供給を受けたもの。
これは有名なのだが、じつはミッションを含めてエブリィのものだという。しかし、そこには専用チューニングされており、ファイナルギアも高速重視へと変更。
230km/hというアバルトの足元にも及ばないものの、160km/hの最高速を誇る。
シャーシを輸入した後に、日本国内のファクトリーでパワートレインを搭載するという手法が採られている。
フラットなパネルに順然と並べられたメーターとスイッチ。
無骨とはいえクラシカルに見せる仕立ては、さすが英国メーカーといったところだ。
今回の撮影車両は、セブン60周年を記念に発売された”Seven Spirit”。鮮やかなレッドのインテリアを持つ世界に60台しかない限定モデルだ。
日本には20台デリバリーされるが、ほぼ完売したとか。軽自動車枠とはいえ、基本骨格は共有して各部を専用チューニングした生粋の”ケータハム セブン”だ。
ABSもトラクションコントロールも装備されず、高度なドライビングスキルが要求されるが、乗って楽しい一台であることは間違いない。
FR駆動の2シーターでオープンカー。
パワーウェイトレシオも同等で、価格はともに¥3,996,000という2台。
走るステージや快適性では優越がありますが、アナタならばどちらを選びますか??
ケータハム セブン160
5速マニュアルトランスミッション ¥3,996,000
SCI Limited http://www.caterham-cars.jp/
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