走りを予感させる流麗フォルムで
ドアミラーをスタイリッシュに
いまから15〜20年前、”スポコン”がブレイクしたこともあって、スポーツメイクが一大ムーブメントになった。そんな側面アレンジの真打ちだったのが『エアロミラー』だ。
コンパクトで流麗なフォルムは、”Gr.A”や”JTCC”といったツーリングカーレースのマシンを彷彿。
スポーツ性を打ち出せることで、日産180SXやシルビア(S13型)、スカイライン(R32型)などで大流行する。また、ホンダのアコード・ワゴン(CE1)やスバルのレガシィ・ツーリングワゴン(BG系)といった、ワゴンユーザーのなかでも人気を集めた。
この『エアロミラー』は、カーボン調やウインカー付き、車検対応の可倒式まで登場。見た目や機能性を高めて、独自に進化を遂げたのである。
スポーツカーの衰退、ステーションワゴンからミニバンのブームへ。
純正ドアミラー自体もスタイリッシュなフォルムとなり、最近の車種では『エアロミラー』を装着するカスタムが減少。
しかし、自動車メーカーのコンセプトカーを見れば、ドアミラーの小型化はデザイン面で有利であることは間違いない。いつの日か、カッコよくて実用的でツカえる『エアロミラー』が再注目される、なんてことがあるのかもしれません。
オシマイ
[イラスト:自由絵師本舗・秋田昌宏]
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