ビルシュタイン特有の不快な突き上げを解消
侮れない『グレートアップダンパーV0』の実力
スバル・レヴォーグとWRX S4のGT-Sに採用される純正のビルシュタイン製ダンパーは、しなやかに路面を捉える応答性と高い剛性を確保することで操縦安定性と乗り心地を高めるアイテムだ。
しかし、高速道路などのスピードレンジの高いシーンにおいて、波状のうねりが連続するような路面の場合、リヤの収束の悪さ=不快な突き上げに不満が残る。
これを解消するのがサスペンションの匠「ラック(LUCK)」がリリースする『el SPORTグレードアップダンパーV0』だ。
純正に対してダンパーのガス圧を下げることで伸び側の減衰力を高めた
スバル・レヴォーグとWRX S4のGT-Sに採用される純正のビルシュタイン製ダンパーは、あらゆる条件(多人数乗車や荷物の積載など)を見据えた純正セッティングのため、特定の条件でリヤサスペンションの収まりが悪いと感じているオーナーも多い。
前述したように高速道路でリヤの突き上げ感があるのだ。
ビルシュタイン認定サービスショップであり、モータースポーツでのさまざまな実績を誇る「ラック」は、こうした不満を解消するため『el SPORTグレードアップダンパーV0』を開発した。
商品の最大の特徴は、純正に対してダンパーのガス圧を下げて、伸び側の減衰力を高めたこと。また、微低速の部分はノーマルのセッティングを活かすことで、純正のいい状態を残し収まりの悪い部分だけを解消。そして、うれしいことにリヤダンパーのみの設定のため、リーズナブルでありながら、安定した走りを手に入れることができる。
そこで、筆者が所有する レヴォーグGT-Sに『el SPORTグレードアップダンパーV0』を装着し、その実力をチェックした。