フェンダーダクトと大型開口部で魅せる
相違と工夫を凝らしたプレミアムスポーツ全盛期
2011〜2012年頃のワゴン系ドレスアップ誌「WAGONIST」では、欧州スポーツカーの薫りを採り入れる手法がさらに増加。
シンプル系が流行した時はメルセデス・ベンツだったモチーフの流れは、ポルシェやランボルギーニへと波及。その造形やダクトをアイコンにした、プレミアムスポーツスタイルが全盛期を迎える。
そして、トップクラスのユーザーカーが掲載される「街のワゴニスト」では、誰もやっていない“独創性”も審査の対象に。
この後にブームとなるスタイル、ハイパーユーロコンセプトへの下地作りに大きく貢献することになる。
2011年[平成23年]
↓ELGRAND↓
ポルシェのエッセンスを各所に投入し、ダイナミックなフォルムを展開。
この日産エルグランドには、吸排気系にも本格的なチューニングを投入し、走りの質も高められた。
↓ODYSSEY↓
リーガーチューニングのVWシロッコ用バンパーに、アウディの純正グリルを移植。
ホンダ・オデッセイの持つ低床フォルムとの相乗効果で、欧州スポーツを具現化した。
↓bB↓
トヨタbBにヴェルファイア用のエアロを2個イチ加工。
レクサスISのブロンドマイカメタリックに全塗装し、大胆なフォルムを美しく引き立てる。
↓ALPHARD↓
コンセプトカーのような大胆不敵なルックスを放つトヨタ・アルファード。
大人のムード漂うグリーンとマットガンメタのコンビカラーが見事にハマッた1台である。