古臭さを感じさせない格安ベース車は
チューニングの幅が広がる”GTI”がオススメ!!
足まわりを軸としたフットワーク造りで高い評価を得る『balance(バランス)』。
国産車/欧州車を問わず、なかでもスタンス系では数多くのファンを抱える名店だ。先立って開催された”af imp.スーパーカーニバル 2017″では、3台のVWゴルフを披露。現行モデルが多いショップ&メーカーブースの展示車両のなか、すべてが先々代モデル「ゴルフ5 GTI」であった。
“ムリなく買えて、走って楽しいベース車”が理由なのだが、そのアプローチも三者三様だったことにも驚きだ。
2リットルのDOHCターボは、ノーマルでも200psと必要十二分のパワーを引き出すが、さらなる潜在能力を秘めているのだ。それが『Revo Technik(レボテクニック)』を使ったECUチューニング。
ブラックの1台は、最もベーシックな”ステージ1″にECUを書き換え、前置きインタークーラー追加で250ps以上を絞り出す。
オーバーフェンダー、GTウイング、マークレスグリルで武装し、スタティックのワンオフ車高調で美しいローダウンを描いた。
そこへ、エンケイのスポーツホイールをインストール。シビック・タイプR(EK9)をイメージに、走らせっても速いFFのホットハッチを具現化したのだ。
一転、爽やかな印象を持つホワイトボディは、チューニングではなく”魅せる”カスタムを意識。いわば、彼らが最も得意とする足元の演出を軸に、USマーカーでさりげないアクセントを加えた。
さらりとクールなイメージを与えられるのも「ゴルフ5」の美点であろう。
美しい肢体の要となったのは、エアサス「アキュエアー」を使ったローダウン。そして、希少なUSホイールブランド「VSP WHEELS」のタイプ2をセットした。
もちろん、「レボテクニック」のECUチューンもインストール済み。
“シャア専用”とも言うべきだろうか、3台目の赤ゴルフはカリカリにチューニング。
タービン交換、インタークーラー、「レボテクニック」のECU”ステージ3″で、最高出力は驚異の400psを叩き出す。あわせて「COX」のブレーキキット、「カーハウス」のオーバーフェンダーを纏ってワイドタイヤを履かせた。
エアサスではなく、ワンオフで製作した車高調「スタティック」をセット。
そして、新進気鋭の注目ブランド「ブロケイド BL9」というマニア垂涎のホイールを組み合わせた。オトナのヤンチャをイメージに、スポーツ性を前面に押し出したのである。
『balance』が”GTI”をベースとしたのは、手軽にパワーアップ可能な「レボテクニック」ECUチューニングの影響が大きいという。ステージにあわせて3段階にステップアップできるのも大きな魅力。
なお、同店ではECU書き換えメニューを13万円から受け付けている。
2004年にデビューとはいえ、古臭さを感じさせない「ゴルフ5」は、いまや”GTI”でも100万円以下で購入可能。
手軽に買えて遊べるインポートカーとして、『balance』の多彩な提案はおおいに参考となるはずだ。
balance TEL072-679-1600
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