自動車税の延滞利率は年によって異なる
今年は6月末までが2.7%7月1日以降は9%
「延滞金が付くくらいなら早く払った方が・・・」というのが本音でしょう。
確かに、自動車税の納付書の裏面を見ると延滞金は年14.6%と、銀行系カードローンより高い利率になっています。ところが、そのあとに「特例基準割合」という言葉が書かれ、これに7.9%を加算する・・・とわかりにくい文章が書かれています。
カンタンに言えば、6月1日から1カ月間(30日)は年利2.7%、7月1日より年利9%の利率で延滞金が計上されるわけです。じつは、この金利は昨年より0.1%ずつ安くなっています。
都道府県によって表記方法は異なりますが、ほぼ全国統一のようです。
利率は低くなっていますが、間違いなく6月1日からチャリン、チャリンと延滞金が発生しています。
早く支払わないと、最悪のケースでは財産の差押えもあります。
延滞金が1000円を超える日は?
とはいえ、ない袖は振れぬではありませんが、納税する意志はあっても先立つお金がない。
貯まっていく延滞金に怯える日々を過ごしている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そんなに焦る必要はないのです。
都道府県によって納税書に記載されていないケースもありますが、1000円未満の延滞金は切り捨てされます。つまり、チャリン、チャリンと延滞金が1000円になってしまう前(=999円)に自動車税を納付すれば、本来の税額だけで済むというわけです。
では、いつまでに納税すれば延滞金は1000円未満で切り捨てとなるのでしょうか?
計算方法は、そんなに難しくありません。
自動車税×2.7%×30日÷365日+自動車税×9.0%×A日÷365日=1000円
このA日という数字を導き出せばよいのです。自動車税は排気量で税額が異なるので、1000円以上になる日も違ってきます。
って計算するのは面倒ですよね。一覧表にしてみました。
ただし、各都道府県の税務課が、小数点以下の数字をどのように計算するか不明なので、下記の日より1〜2日前に納税することをオススメします。あくまでも目安としてください。
延滞金発生日を試算
排気量 | 税額 | 延滞金発生日 | ||
1リットル以下 | ¥29,500 | 2017年11月6日 | ||
1リットル超~1.5リットル以下 | ¥34,500 | 2017年10月17日 | ||
1.5リットル超~2リットル以下 | ¥39,500 | 2017年10月2日 | ||
2リットル超~2.5リットル以下 | ¥45,000 | 2017年9月20日 | ||
2.5リットル超~3リットル以下 | ¥51,000 | 2017年9月9日 | ||
3リットル超~3.5リットル以下 | ¥58,000 | 2017年8月30日 | ||
3.5リットル超~4リットル以下 | ¥66,500 | 2017年8月21日 | ||
4リットル超~4.5リットル以下 | ¥76,500 | 2017年8月14日 | ||
4.5リットル超~6リットル以下 | ¥88,000 | 2017年8月7日 | ||
6リットル超 | ¥111,000 | 2017年7月28日 |
登録から13年超(平成16年3月以前)
延滞金発生日を試算
排気量 | 税額 | 延滞金発生日 | ||
1リットル以下 | ¥33,900 | 2017年10月19日 | ||
1リットル超~1.5リットル以下 | ¥39,600 | 2017年10月2日 | ||
1.5リットル超~2リットル以下 | ¥45,400 | 2017年9月19日 | ||
2リットル超~2.5リットル以下 | ¥51,700 | 2017年9月8日 | ||
2.5リットル超~3リットル以下 | ¥58,600 | 2017年8月30日 | ||
3リットル超~3.5リットル以下 | ¥66,700 | 2017年8月21日 | ||
3.5リットル超~4リットル以下 | ¥76,400 | 2017年8月14日 | ||
4リットル超~4.5リットル以下 | ¥87,900 | 2017年8月7日 | ||
4.5リットル超~6リットル以下 | ¥101,200 | 2017年8月1日 | ||
6リットル超 | ¥127,600 | 2017年7月23日 |
何度も言いますが、自動車税の納税は早めにしましょう。
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