ウインカーやポジション球ってどんなもの!?
使用箇所や車種でバルブの種類が異なる
テールランプやウインカー、ヘッドライトなどに使われるバルブ(電球)。
LED化に挑戦したいという人や、球切れしたけど種類が分からなくて困っている人も多いはず。
というわけで「LEDバルブのすべてがわかる」を不定期連載。その第1回目は、基本的なバルブの種類から学んでいきましょう。
「ヘッドライト」で使われるバルブ
ヘッドライトで使用されるバルブは、基本的に5種類。
H4はひとつのバルブでハイビーム/ロービームが切り替わるタイプで、H9とHB3はハイビームに使われることが多い。そして、H11はロービームやフォグに、HB4は主にロービームに使用されている。
また、C-HRなど最近の車種ではHIR2というタイプを採用。徐々にバルブの種類は増加している。
*写真右からHB3、HB4、H11、H9、H4
HIDにもバルブのタイプがある!!
純正でHIDを採用する車種ならば、バーナー(バルブ)のみの交換が可能。
純正交換用バーナーは主にD2とD4の2タイプで、D2は明るさを増す性質を持つ水銀を使用したバーナー。一方のD4は水銀フリーとなり、リサイクル(環境)への配慮から増えているが、D2に比べると若干明るさは落ちる。
また、D2RやD4Sなど末尾にS、R、Cというアルファベット付く。“S”はプロジェクターヘッドライト用、”R”はプロジェクター以外で使用するもの、“C”はシェードの取り外しができるため両方に対応する。
*写真右からD4R、D4S、D2R、D2S
純正がD2タイプの場合、D4バルブを装着しても点灯するが、規格が違うと極端に暗くなってしまう。
D2Sの場合は、D2S用もしくはD2S/R共用のいずれかを、D2Rの車両の場合D2R用を装着すること。
「フォグランプ」で使われるバルブ
フォグ用としては写真のタイプの他にH1、H7、H8、PSX24W、PSX26Wなどがある。
PPSXやH16は、灯具が樹脂製で熱に弱い。そのため、発熱量の高いHIDを装着するとレンズが溶ける恐れがあるので要注意。
*写真右からH11、HB4、H3、H16
かつての主流はH3からHB4、H11という高出力バルブが多かったが、近年はH16やPSX系の省電力タイプが増加中。なお、純正バルブの背面にバルブタイプを記載しているので、愛車のフォグランプを調べることが可能だ。