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【DIY連載】LEDバルブのすべて「バルブのタイプ」編

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: Auto Messe Web

「ブレーキランプ」で使われるバルブ

テールランプのスモールやブレーキとして使われるのは5タイプで、バルブはシングル球とダブル球の2タイプに別れる。シングル球はひとつの球で1発光に対し、ダブル球はひとつのバルブで2発光を可能としたもので、ポジションで弱く、ブレーキで強く点灯するようになっている。
頭文字のアルファベットはソケットの形状を表し、“T”は板形状のウェッジタイプ“S”は円柱形の口金タイプ。後ろに付く数字はバルブの直径を表すのだ。
*写真右からS25(ダブル)、S25(シングル)、T20(ダブル)、T25(シングル)、T10
また、口金タイプ(S)のシングル球は底面の突起がひとつ、ダブル球はふたつ。
ウェッジタイプ(T)だとシングル球には金具が1本、ダブル球なら底面に2本付いている。
T10は一般的にシングルのみだ。

 

「バックランプ」で使われるバルブ

国産車のバックランプ球で使われているのが、写真の3タイプ。
ブレーキランプで説明したように、バルブタイプを見るとサイズが最も小さいのがT16。T16をそのまま大きくしたのがT20となり、最も大きいのが口金形状を持つS25となる。
*写真右からT16、T20、S25

最近の車種で普及しているのが小型で省電力(16W)のT16だが、そのぶん最も暗い。
T20とS25はともに21Wで明るく、S25は近年の輸入車でも多く採用される。

 

 

「ウインカー」で使われるバルブ

国産車のウインカーは、5タイプが使用されている。
テールランプやブレーキと同じく”S”と”T”のソケット形状が使われるが、LED化した場合に抵抗値が下がるためにハイフラ(点滅が速まる状態)になるケースも。これは次回の「LEDバルブのすべてがわかる」で詳しく説明しよう。
*写真右からT16、T20、T20(ピンチ部違い)、S25(ピン角度150°)、S25(ピン角度180°)

上の写真のように、S25は150度のピン角を持つオレンジと180度のクリアという、口金ピンの取り付け角度が異なる2タイプがある。同じくT20では、オレンジ球では端子のピンチ部分がクリアと異なる。

 

「ポジション&ライセンス」で使われるバルブ

ポジション球とライセンス球(ナンバープレート)で使われているのは、T10。
ガラスを中心に構成された出力5Wのウェッジタイプで、バルブの長さは商品によってさまざま。車種によって装着できる長さが異なるので、LED化する際は、長さを確認して選びたい。

 

 

バルブ交換にチャレンジしてみよう!!

ポジションやウインカーなどは、ソケット部まで手が届きさえすれば交換ラクラク。
今回は、フロントのポジション球(T10)を交換してみた。

いかがでしたか?
次回の「LEDバルブのすべてがわかる」は、ウインカー、テールランプ、バックランプで使用するLEDバルブの種類について紹介。バルブ形状や、SMDやCOBといったLEDタイプの違いについて検証します。

(取材協力:ヴァレンティジャパン

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