特殊ダンパーで車体のネジレや振動を抑制
走安性を高めるだけなく質感もアップする
「ヤマハ発動機」が開発したパフォーマンスダンパーは、タワーバーやスタビライザーとは異なる発想を持たせたボディパーツ。あのトヨタも一部のスポーツモデルに採用するなど、その効果は高く評価されてきた。
そして、ヤマハ発動機から承認を得てアフターマーケットに送り出すのがドイツ車のチューナー「COX」。トヨタ系チューニングブランド「D-TEC」もイチ早く注目し、トヨタやレクサス車用のボディダンパーをCOXと共同開発している。
その名は『ボディダンパー』。セダンからSUVやミニバンで、どんな恩恵が受けられるのだろう。
『ボディダンパー』は、車体底面のフロント側/リヤ側に設定されている(一部の車種を除く)。
路面からの振動や車体のネジレを、減衰力を発生する特殊ダンパーによって抑える効果を発揮。
車体の変形を抑制することで、不安定な挙動変化や直進安定性を取り戻すというのだ。
3つの状況(ノーマル、タワーバー装着、タワーバーとボディダンパー装着)を想定した金属製フレームで音響比較。
わずかな揺れや振動の違いが、響きに大きく影響する。この数ミリを吸収&分散し、乗り味や走りの質を高めるのだ。