凛とした高級感こそ『純VIP』の味わい
「エイムゲイン」が重厚なセダンを表現
正統とは、創成時の思想や哲学を正しく受け継いでいること。VIPセダンのドレスアップで言えば、国産セダンの高級感を昇華し、存在感を高めたスタイルのことだろう。
「エイムゲイン(AIMGAIN)」の『純VIP』エアロキットのコンセプトは、まさしくそれ。同社初となるトヨタ200系マジェスタ(先代モデル)には、正統派の装いがこの上なく良く似合う。
少々意外ではあるが、「エイムゲイン」にとってトヨタ200系マジェスタ用エアロは今作が初。発売から8年以上が経過し世代交代も終えた先代モデルを、このタイミングで手掛けたのは何故だろうか。
「200マジェスタが出た頃は、革新性を持ったレクサス車も出揃い、ドレスアップもスポーティ方向へとシフトし出した時期。そんな中では歴代と変わらない重厚な200マジェスタは、ちょっと異色に見えました。だからどんなエアロが最適なのか、迷っていたというのが正直なところです」とエイムゲインの伊藤チーフは語る。
しかし、良く見れば重厚な3ボックスのシルエットは、国産セダンの正統的スタイル。パンと張った面や要所で煌めくメッキパーツもまた、和の高級感と言えるものだ。
「ならば奇をてらわず、マジェらしさを素直に生かそうと思い、この度純VIPエアロを製作しました。もはやスポーティが定番の今となっては逆に新鮮でもありますし、また、様々なジャンルや仕様がある中、VIPスタイルとは何かを再確認して欲しいという気持ちもあります」。
改めて見て欲しい、エイムゲイン純VIP・200マジェスタ。フロントは極自然に鼻先を延長し、リップは少しだけ逆反らせつつボトムを内巻きに設計。これらにより、さり気なくも確実に重厚感を高めている。フラップのような薄型が多い中、純VIPではボリュームある逆反りリップを採用。開口部フィンは直線的な2本で折り目正しい雰囲気。
サイドステップはメッキモールを強調し、ボトムラインを整えるだけに徹したシンプルなデザイン。リヤは一応ディフューザーとなっているが、実際には純正然とした仕上がり。スポーティさは控えめで、それよりもデュアル出しのマフラーの静かな迫力の方が立っている。
サイドステップは純正をそのまま下に15mmほど伸ばし、面の張りを強調。純正メッキモールも装着可だ。
マフラーは120φ×2のBSWクラス。通常サイレンサーと、可変バルブで音量を変えられるE.V.Sタイプもある。リヤ中央はディフューザー仕上げ。とは言え純正でもありそうな控えめなデザインとなっている。
このように、意表を突くようなあしらいや造形は皆無である。しかし、伝統的な日本家屋が建ち並ぶ中に佇むその姿からは、落ち着きのある、凛とした高級感を感じられる。
「分かりやすい派手さではなく、醸し出す気高い雰囲気。それこそマジェスタの特徴であり、純VIPが目指したもの。またそれは、日本発祥のVIPドレスアップの正統スタイルにも、通じるものだと思います」。
フロントバンパーは純正比で前方に約25mm、下に15mmほどボリュームアップ。さり気ないが、ローダウンした時の迫力は格別だ。
フォグはエイムゲイン製タイプLSHが専用。可能な限り端に寄せ、ワイド感を強調させた。メッキインナーも高級感アップに貢献。
グリル下のみあえてハッキリ膨らませ、のっぺりしがちなバンパーにメリハリを与える。
リヤも後方へ15mm、下に15mmほど延長。側面はストンと落とさず、徐々に内側に絞る形状。タイヤをチラ見せして迫力を醸す。
ホイールは20インチのエイムゲインGIIM。定番メッシュデザインは純VIPには良く似合い、GT86ブレーキキットもとことんアピール
純VIP 200MAJESTA
フロントバンパー | ¥108,000 |
サイドステップ | ¥86,400 |
リヤバンパー | ¥97,200 |
上記3点キット | ¥259,200 |
フォグランプ タイプLSH | ¥47,520 |
トランクスポイラー | ¥43,200 |
エアロ専用BSWクラスマフラー | ¥165,240 |
エアロ専用パワーE.V.Sマフラー(可変バルブ) | ¥378,000 |
エイムゲインGIIM(18/19/20/21inch) | ¥75,600~ |
エイムゲインセダンエアダンパー | ¥874,800 |
エイムゲインGT86ブレーキキット | ¥766,800~ |
トヨタ200系マジェスタのエアロキットの詳細はエイムゲインホームページで確認
AIMGAIN TEL082-427-2334 http://www.aimgain.net