01.現車をスキャンする
エアロパーツを製作するクルマの各パートを非接触スキャニングで計測。
非接触スキャニングは、表面の凹凸を計測することでボディの各サイズを1/100mm単位でデータ化することが可能のため、車体やバンパーとのフィッティングを高めることができる。
なお、計測が終了すれば現車の出番は終了だ。
02.イラストを元に3D-CADでデータ製作
2次元の設計図を見ながらスキャンした純正バンパーの上に3次元ラインを描いていく。画面上では折り紙を重ねていくようなイメージだ。
ちなみに「エムズスピード」が使用する3D-CADソフトは、自動車メーカーも採用しているキャティア製。複雑な曲面で構成されるエアロデザインも忠実に再現してくれる。
3Dプリンターで製作できるサイズは、50×50×70cm以内。
そのため、写真のトヨタ・50系プリウス用フロントバンパーでは12分割にデータ化する。
モデラーの職人技を必要とする、細かなデザインにも対応できる3D-CAD設計。
シミュレーションによる風洞実験も行なえるのだが、価格もハンパじゃないようだ。
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