ネオクラとハワイアンを融合した
US系クールカスタム
テーマは「ハワイで走るカスタムされたクラシックビートル」。
それをストレートに表現したノアのポイントとなるのが、全面が錆のようにみえるボンネットだろう。
そして、もうひとつの見ドコロとなるのがワンオフしたルーフラック。また、足元にはロリンザーのホイールを履かせるなど、細部に至るまで練り上げられているのもウリだ。メッキモールにはハワイアンキルト柄を刻んだり、ガラスを用いたフューエルカバーのアレンジもオモシロい。
誰もがやっていないことをやるのが信条。それでいてすべて純正に戻せるというのもオーナーのポリシーなのだ。
ネオクラ的なウッドラックは、ベンダーでステンレスを曲げてイチから作ったというワンオフ品。
底面はウッドを敷いたり、前面にはハワイのナンバープレートを飾るなど、古き良きアメリカンを薫らせた。
ボンネットはステッカーボムシートを貼り、その上から錆風塗装。ハワイ地図の脇に代表的な言葉「Kino Lau」を描く。
また、先端のメッキモールにはハワイアンキルト柄をモチーフにエッチング。エンブレム部はハワイの州の旗を参考にラインテープで描き上げた。
ヘッドライトはイエローバルブ、ウインカー部はオレンジでペイントしたUSらしい演出。プロジェクター部分には、人気ゲームのネーミングをエッチング加工した。
フューエルカバーのセンター部をくり抜いてガラスを投入したワンオフ。ガラスにも施工ショップ「オネスト」のロゴをエッチング加工し、奥に見える鮮やかなキャップが静かに主張する。
リヤガーニッシュにはステッカーボムでヘラフラちっくに。トヨタマークもあえて逆に装着するなど、遊びゴコロもさりげなく投入した。
フロントグリルは、ナンバープレートベースをスムージング。
フロントリップには、VWビートル用のリヤウイングをスワップさせて加工装着した。
BBS製『ロリンザー』のホイールを加工移植してクラシカルに。
センターパートはアルミを削りだして作り直し、BBSのセンターキャップを投入して個性化。
タンカラーを軸に築き上げたインテリアでUS感を加速。
シフトノブは空き缶にファイバーを詰めて固定した、なんともアメリカンジョークな仕上がり。
オーナーの個性が見事にハマったアメリカンなメイク。
ノア&ヴォクシーには希少なカスタムジャンルだが、ツウな印象を与えることが可能だ。ぜひ、参考にしてほしい。
エアロ●フロント:VWビートル用・リヤウイング加工 ホイール●ロリンザー[BBS製](F18×9J・41 :R18×9J・35) タイヤ●(FR 215/35-18) 車高調●(F)RS-R:(R)ラッシュ・15クラウン用加工 エクステリア●フロントグリル/ヘッドライト /ウッドキャリア:ワンオフ加工 ボンネット:ペイント:ワンオフ インテリア●シートカバー:クラッツィオ チューニング●キャンバープレート