超マニアックなヴォクシーは
なんと”ポルシェ911 GT3″がモチーフ!!
自動車発祥の地で、高級車の宝庫でもある欧州。そんな欧州の薫りをまとわせた「ヨーロピアン」スタイルは、日本でも一世を風靡した。
ここにヨーロピアンに魅せられたヴォクシーのユーザーカーがある。
ポルシェ911純正ホイールの入手から、迷うことなく王道ヨーロピアン路線をひた走ってきた一台。911純正ホイールは片側を鮮やかなレッド、もう片側を黒に近いシブめのガンメタに塗装。さらに、GT3 RSがモチーフのチェッカー柄サイドデカールを自作して、ホイールとの色味を合わせた。ボディキットやボディカラーも、GT3 RSを連想させるスピード感のある装いに。
このダイナミックなヨーロピアンメイクは、ヴォクシーだからこそ新鮮。誰もが思いつかないツウな発想しかり、上級者らしいセンスにはまさに脱帽モノだ。
足元を飾るのは、ワンオフのP.C.D.チェンジャーでセットしたポルシェ911純正(19インチ)。
助手席側は”GT3 RS”風を狙って、発色の良い朱系の赤に。運転席側には、ダークガンメタに塗装し、重厚な雰囲気を演出した。サイドを彩る”GT3 RS”風のサイドデカールは自作。
フロントバンパーは『モデリスタ』で、エンブレムをスムージング。ボトムには汎用『イージーリップ』をプラスし、シンプルながら精悍に魅せている。
フロントグリルは、トヨタ・マークレス仕様のヴォクシーG’s用純正へ変更。
プラスではなくマイナスの方向で、ヨーロピアンらしいシックな顔つきを生み出した。
サイドステップ下も『イージーリップ』で統一。あえてボディ同色のホワイトで塗装し、シルエットの安定感とクセのないヨーロピアン感を強調する。
また、ドアミラーカバーもホイール&サイドデカール色に合わせて左右で色を変更。助手席側は塗装で、運転席側はブラック塗装済みの純正部品を使用した。
スモーク仕様の純正テールランプはヨーロピアンらしくないと、”エスクァイア純正”に変更。自然な点灯感を活かすため、LED化はせずに純正ハロゲンのままとした。
ステアリングは”ヴォクシーZS”の純正レザー仕様。
今後は、ウインカー&ワイパーレバーを左右逆転させる、操作系の欧州化を計画中とのこと。
決してやり過ぎず、見せ場だけをしっかりと持たせる。こういったテクニックを知っているからこそ、違和感なく表現できるのだ。
エアロ●フロント:モデリスタ+汎用リップ サイド:汎用リップ ホイール●ポルシェ911(997型)カレラS用純正(FR19×8.0・57) タイヤ●ハンコック(FR225/35) 車高調●テイン エクステリア●フロントグリル:G’s用純正 テールランプ:エスクァイア リヤガーニッシュ:エスクァイア用純正+ボディ同色塗装 ホイール/ドアミラー/ルーフ:塗装 サイドデカール:ワンオフ インテリア●シートカバー:ベレッツァ ステアリング:ZSグレード用純正
さて、カスタマイズが熟成した前期型ノア&ヴォクシー。アナタならば、どんなアプローチで調律しますか!?
(レポート:ワゴニスト編集部)