女性ドライバーの環境を改善すべく
14人の現場女子が華やかな意見交換に!!
トラック業界で働く女性「トラガール」の女子会『第3回トラガール女子交流会』が、6月17日~18日に静岡県某所にて開催された。
当日は関東や地元東海エリアはもとより、遠く関西や中国地方からトラガールたちが出席。ドライバーや管理者、配車担当、経営者など、さまざまな立場で働く彼女たちが、伊豆の海の幸に舌鼓を打ちながらトラック業界の現状や女性ドライバーが働きやすい環境を実現するべく意見交換し合った。
現在、日本で働くトラックドライバーはおよそ80万人。じつは、そのうち女性ドライバーはわずか2万人しかいない。もっと多くの女性がこの業界で働きやすくなるよう支援する取り組みとして、「トラガール促進プロジェクト」が2014年9月から国土交通省を中心に進められている。
「トラガール女子交流会」は、現場で働く女性が意見を交換する場として、一昨年3月から行われている女子会。今回は、14人のトラガールが熱海市に集合した。
熱海の港に集合し、船に乗って交流会の会場を目指す。渡船のデッキで9人のトラガールが記念撮影。残りの5人の参加者はこの後の便で駆け付けた。
下船後はバスに乗り換えてホテルへ。オープンカフェでまったりとティータイム。
意見交換しながら華の宴がスタート〜
いよいよ女子交流会の本番に突入。
手元に配られたレジュメに目をとおしながら、門馬さんの説明を聞く参加者たち。門馬さんは、第1回目からトラガール女子交流会の幹事を務める立役者のひとりだ。
乾杯もそこそこにトラガールズ・トークがスタート。
前菜とビールが行き渡り、みんなで乾杯。参加者はほぼ初対面の人が多かったが、ひとたび乾杯すればすぐに打ち解けガールズトーク。お酌を交わしながら、美味しい料理に舌鼓を打ちながらみんなワイワイ愉しんだ。
みんな打ち解けたところで、話の内容は本題のトラガール意見交換に。
サービスエリアやトラックステーションのコインシャワーに女性専用を増やして欲しい、ガソリンスタンドのトイレや風呂が男女兼用なのは困るといった実用的な意見から、納品先での差別の問題、ひとりでの食事などなど、さまざまなテーマが話し合われていた。
これらの会合の内容は、後日国土交通省に提出されるのだ。
デザートが出たところで3時間弱の交流会は中締めに。
また、門馬さんから参加者みんなに彼女の地元・群馬のお土産が配られた。
そして、翌朝は船着き場近くの食堂街でお土産のお買い物。伊勢エビの味噌汁が大人気!?
その後は、船で市街地に戻った一行は熱海名物の秘宝館を観光し、解散となった。
ニッポンの物流を支えるトラガール「第3回交流会」参加者一覧
全国各地のトラガールの取り組みは下記HPをチェック!!
http://www.mlit.go.jp/jidosha/tragirl/
(レポート:トラック魂 編集部)