明確にキャラが異なった
「カキモト」2モデルを検証
【KAKIMOTO RACING レグ06&R】
砲弾型のレーシーさが際立つカキモトレーシングの「レグ06&R」は、チタンフェイスの特殊コーティングテールが”柿本改”らしさを強くアピールするデザインが特徴だ。
アイドリング域では静かながら、2500rpmキープ時の音量は88dBと今回の4本のなかではもっとも大きな数値を計測。
エンジンを回すと音質が変わるのも特徴で、全開加速時のサウンドはなかなか痛快だった。パワーチェック計測の数値はそれほどでもなかったが、走行時はブーストの立ち上がりの良さを強く実感。タービンのレスポンスが良くなったような印象さえ受け、柿本改の砲弾型マフラーはひと味違うと感動した。
価格面もおおいに魅力的なので、いままで砲弾型マフラーに抵抗があった人もぜひ注目して欲しい。
KAKIMOTO RACING レグ06&R 測定結果
最高出力 307.5ps/5210rpm
最大トルク 43.8kg-m/3520rpm
排気音量(2500rpm時) 88dB
KAKIMOTO RACING レグ06&R ¥178,200(税込)
カキモトレーシング TEL072-265-8411
http://www.kakimotoracing.co.jp/
カキモト上位モデル「クラスKR」
ジェントルな音質からのパワー向上は!?
【KAKIMOTO RACING クラスKR】
柿本改の「クラスKR」は、価格相応の高性能と高音質っぷりを遺憾なく発揮した。
06&Rとは異なって静かでクリアーなサウンドなのに、パワー&トルクともに驚異的といえるレベルでの向上。シャーシダイナモ計測では、エンジン側の熱ダレが気になる段階だったにも関わらず、316ps/46.8kg-mという最も高い数値をマークしたのだ。
サウンド面は、とにかく濁りのない澄みきった音色が耳に心地良い。
2500rpmキープ時の音量が今回もっとも低い81dBという結果からも、基本的には静かなマフラーであることは明確だ。しかし、ただ音量が控えめなだけではなく、ドライバーの高揚感を高める要素にあふれているという印象。アクセルを踏み込んだ際のパワフルさとサウンドの高まりにより、FA20ターボ本来のポテンシャルを引き出した感に浸る興奮が味わえる。
KAKIMOTO RACING クラスKR 測定結果
最高出力 316.ps/5580rpm
最大トルク 46.8kg-m/3120rpm
排気音量(2500rpm時) 81dB
KAKIMOTO RACING クラスKR ¥210,600(税込)
カキモトレーシング TEL072-265-8411
http://www.kakimotoracing.co.jp/
(リポート:マリオ高野)
取材協力:スーパーオートバックス東京ベイ東雲 TEL03-3528-0357