アジャスター&アームで実現する
前後10.Jのワイドリム仕様
車高調だけで装着できるサイズには限界がある。21インチで太いサイズを履くならば、アーム類を入れてキャンバー調整するのは必須だ。
ここから紹介するのは、コンテスト向けサイズなので、車検は不可。あくまでもデモカーやイベント向けのセッティングなので注意したい。
まず、フロントにはストローク量が確保できるうえ、キャンバー角を稼げるブリッツの『ミラクルストロークアジャスター』を使用。ローダウンすると悪化するセカンド&サードシートの乗り心地が改善できる。
偏心カムを使ってキャンバー角0〜5度まで調整可能。同社の車高調『ブリッツZZR』に対応している。
また、リアにも太いリム幅のホイールを履かせるならばアッパーアームの変更は必須。
「クスコ」や「Tディメンド」といったメーカーからリリースされている。
ちなみに、スライドドアの開閉を考えるとリアのキャンバー角は5度が限界。さらにキャンバー角度を付けると確実にスライドドアが開かなくなるので注意が必要だ。
「イベント向けサイズ」
【ホイールサイズ】FR21×10.0J・インセット20
【タイヤサイズ】 FR245/35-21 or FR255/30-21
(ローダウン量:8cm以上ダウン/キャンバー角:F5度、R5度)リアのアッパーアームを変更し、キャンバーを前後5度付けた状態。
このイベント仕様になれば、構造変更も必要だ。タイヤの扁平サイズを30にすれば、より車高を低く見せることができる。
ここで紹介したサイズはあくまでも一例につき、街中を走行する場合は合法の範囲内で楽しむこと。
また、車両の個体差により履けるホイールサイズが異なるので、実践する前はプロショップなどに相談してほしい。
(取材協力:クールプレミアム名古屋)