飲酒、高齢者、自転車、シートベルト…
9月30日は「交通事故死ゼロ」を目指す
平成29年9月21日(木)〜30日(日)の期間中、「秋の全国交通安全運動」が実施される。
その目的は「広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付ける。また、道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進することで、交通事故防止の徹底を図ることを目的とする」となっている。
さて、今回の「秋の全国交通安全運動」。主に4つの運動重点を掲げているが、その内容は下記の通り。
1.子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止
2.夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
3.全座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
4.飲酒運転の根絶
決してやってはいけない飲酒運転。しかし、昨年の秋の全国交通安全運動期間中では、飲酒運転による人身事故は57件も発生し、1人が死亡している。
今年は、交通事故被害者の声を反映した広報啓発活動等を通じ、飲酒運転を絶対に許さない環境づくりの促進。飲食店などにおける運転者への酒類提供禁止の徹底、ハンドルキーパー運動の促進。また、自動車運送事業者による点呼時におけるアルコール検知器の使用、飲酒運転の根絶に向けた取り組みが行なわれる。
なお、「秋の全国交通安全運動」では、9月30日(日)を「交通事故死ゼロを目指す日」に制定。
今年の「春の全国交通安全運動」では人身事故が12,232件発生し、4月10日に定めた「交通死亡事故ゼロを目指す日」では13人の尊い命が亡くなった。これは期間中で最も多い数値だという。
期間中のみならず、常日頃から安全運転に心がけて欲しいと切に願う。