上級SUVにハイドロを組み入れたハードなスラムドスタンス、そして限りなくシンプルというか、むしろ爽やかに映るボディメイク。この鮮やかなギャップが功を奏し、見事、お台場ラウンドを勝ち上がったのが藤田サンのアウディSQ5だ。
とくに鍛造ホイールのリムまでボディ同色化したり、シボ取り塗装やSシリーズ的なシルバーへの置き換えを施したりと、戦略的な細部までの塗り技には要注目。この佇まい、間違いなくワールドクラスです。ハイドロ使いというとローライダー出身かと思いがちですが、藤田サンは過去にA6アバントでスタコン参戦を続けてきた生粋のユーロフリーク。ハイドロは走りとスタンスの両立を求めた結果に過ぎないとのことで、今作ではとくにSQベースでの純正基調モディファイにこだわりをみせてくれました。
まさに素材とテーマ、具体的な表現方法が見事に合致した作品と言えますね。