『IMSA』
〜イムサ〜
メルセデス専業へと華麗に転換
ランボルギーニのレースとアフターパーツ開発を手掛けていたIMSAだが、メルセデス専門チューナーとして生まれ変わった。
その皮切りにAMG GTベースのコンプリートRXR ONEをデビューさせるなど、その勢いは十分。いつか現地取材を行ないたいチューナーだ。
『RXR ONE』
外板はドライカーボンに置き換えられ車重は1.3トンを下回る超軽量さ。
搭載エンジンは860HP/1000Nmまでチューニングされており、パワーウエイトレシオはなんと1.5ps/kg。あのブガッティ・シロンに肉薄する驚愕の数値を叩き出す。
RXR ONEを製作するにあたり、ボディ外板を剥ぎ取ってドライカーボン製パネルに換装。高張力鋼板ボディとの接合部分は実に美しい。
大ぶりなディフューザーとGTウイングが備わるリア周り。フロア下もフラット化されており、空力性能は格段に向上しているという。
軽量化のためにボンネットもカーボン化。ハイチューンなV8ツインターボを搭載するため、クーリングと空力用に巨大なエアダクトが備わる。
[ココに注目!]
オリジナルの鍛造ホイールを装着するRXR ONE。フロント12.0×20、リア12.5×20インチを収めるために、ボディはドライカーボン製のフェンダーによって拡大されている。
『S720 Biturbo』
最新のSクラスに向けたプログラムもお目見え。
4ℓツインターボをベースに720HP/990Nmまでチューニングしたエンジンを搭載。さらに上級モデルとして790HP/1180Nm仕様も用意される。ボディパーツのデザインも個性的。
ボトムに適度な重厚感を与えるディフューザーとテール。他にはないデザインで、Sクラスをさらに個性的に変身させている。
[ココに注目!]
バンパービルトイン型のテールが増えてきているが、IMSAのテールデザインはかなり独特。ひと目でそれとわかる個性的なデザインとフィニッシュで魅了する。
IMSAオリジナルの軽量鍛造ホイールCRIIを装着。サイズはフロント9.0×21、リア10.5×21インチ。独自企画なのでデザインも個性的。所有欲をくすぐってくれるホイールといえるだろう。
『G720 Biturbo Convertible』
メルセデスベンツGクラス・カブリオレをベースに、730HP/1160Nmまでチューニングした5.5ℓV8ツインターボエンジンを搭載。
カーボン製のワイドボディにインテリアはレザーで張り替え済み。この車両のためだけにあつらえられたファイナルモデルである。
立体的な意匠が施されたボンネットもボディ同様にカーボン製。IMSAのGクラスであることを印象づける仕掛け。
複雑な造形のマフラーカッターは、Sクラス用と似ているがディテールは異なる。マットな表面フィニッシュが個性的。
[ココに注目!]
カーボン製ワイドフェンダーにジャストな11.0×22インチの鍛造ホイール。こちらもIMSAオリジナルで、ユニークなデザインに描かれていた。
代表のHolger Mohr社長。AMG GTをベースにしたコンプリートRXR ONEは自信作とのことだ。