サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

タイ王国にもあったぜデコトラ!『トラック魂』トラッカー交流ツアーリポート

タイ視察ツアー、トラッカー、タイ、デコトラ

ニッポンのトラッカーたちが
タイのトラック&カスタム文化を視察

トラック魂主催の「タイ・トラック視察ツアー2017」。今回で2回目となるこのツアーには、全国から23名のトラッカーが集結し、タイのデコトラ事情の視察&現地トラッカーとの交流、ボディメーカーである「S.T.TRAILER」の工場見学、アートショップ&メーカーである「NGUANHENG CHROMIUM」でのパーツ購入など、4日間に渡るスケジュールで開催された。
まず、はじめは視察を兼ねた現地トラッカーとの交流会。広大なトラックヤードに集まったタイのデコトラは、随所に日本のアートパーツが施され、ニッポンとタイの融合によって作り上げたクルマがズラリと並べられた。アジア特有のエキゾチックな飾りつけは、見ているだけで刺激的だった。他にもトレーラーやエアブラシの工程、さらにお買い物ツアーなど、全4日間の充実した行程をお見せしましょう。

この派手な装いのバスが今回のツアーの移動の足。このような派手に装飾され、インテリアも豪華なサロンカーがタイでは普通に使われている。タイ流「お・も・て・な・し」なのかもしれない。詳細はのちほど。

広大な敷地ないで開催されたタイのデコトラオーナーとの交流会。タイのアートトラックも日本のそれに負けず劣らず、なかなか派手な装飾が施されている。

鮮やかな色使いとエキゾチックな飾りはまさにタイのトラックの真骨頂。タイのトラッカーたちは、そこに日本のアートパーツを加えることで日・タイ融合のデコトラを造り上げていた。日本語のアンドンも大人気だ。

前回のツアーで出会ったタイのデコトラチャンプ、ス・フォットさんと再会。彼のトラクタは更なる進化を遂げていた。踊り場には三方にウーハーをズラリと並べた巨大なボックスをセット。テールランプは「花魁COMBO」に変更されていた。

[S.T.TRAILE]工場見学

続いて訪れたボディメーカー「S.T.TRAILER」では、トレーラー製作やエアブラシ塗装の工程を見学。
派手なトレーラーシャシーなど、日本では見ることができない車両も展示されていた。

タイ中部、ナコーンパトムのボディメーカー「S.T.TRAILER」。同社のみなさんは特製バナーと新鮮なフルーツで本誌一行を歓迎してくれた。

トレーラーにウイング車など、そのほとんどがご覧のように飾られたクルマだった。

工場では完成車のほか、トレーラーの製作工程も見学できた。同社は日本の大手運送会社の現地法人の車輌製作も請け負っている。

エアブラシ塗装の工程を見学。職人さんのTシャツのバックプリントはなぜか「OSAKA 6」。

トレーラーのシャシーも実にエキゾチック。日本でもこんな車輌が走っていたら楽しいに違いない。

 

[NGUANHENG CHROMIUM]にてアートパーツを爆買い

ここは、アートショップ&メーカーである「NGUANHENG CHROMIUM」。
タイならではのアートパーツが数多く販売されており、ツアーに参加したメンバーは、タイ独特のパーツを爆買い。日本では購入できないパーツが多いだけに、誰もが満足する買い物ができたようだ。

タイ中部ラチャブリーにあるアートショップ&メーカー「NGUANHENG CHROMIUM」。スタッフの熱烈歓迎を受けた。

壁にはタイのトラックアートの定番パーツ、メッキのレリーフが展示されユーザーの写真も飾られていた。

参加者たちはタイ独特のアートパーツを次々と購入。ハシゴなど大物パーツを選ぶ人も。

[世界遺産を観光する]

タイといえば、やはり世界遺産。最終日は世界遺産として知られるアユタヤへ。日本とはまったく異なる王朝時代の遺産に触れて見た。

アユタヤ王朝の遺跡。写真の「ワット・マハータート」は、木の根に覆われた仏頭で有名な寺院の跡だ。

「ワット・プラシーサンペット」はアユタヤの王の遺骨を納めた仏教施設。境内の外では象との遭遇も。

 

【4日間の旅の相棒はスカニアエンジン搭載の豪華バス!!】

タイ滞在中の4日間、一行を各地へ運んでくれた相棒は2階建てのバス。ご覧のとおり実に派手な装飾がなされている豪華仕様だった。
フロントとリアにスカニアのエンブレムが装着されていたが、その独特の(アジア風の?)外観から察するに、エンジンはスカニアのエンジンを搭載し、ボディはタイで作られた現地仕様であると推察される。
内装も豪華で1階席はサロン形式になっていた。タイにはこのようなバスが数多く走っており、それらを道中で眺めるのも実に楽しかった。

ミラーには天使の絵をエアブラシでペイント。フロントウインドウには前国王の肖像が置かれていた。

運転席も見事にカスタマイズ。インパネ回りは木目、センターコンソールはレザーで装飾。センターの3連メーターはすべてが電圧計だった。

 

前後のドアにはウーハーとミッドレンジのスピーカーを埋め込み。運転席のシートはブリッドを採用。バスにスポーツ系シートというギャップがまたいい。

 

リアに搭載されたパワーソースはスカニアのエンジン。320psのパワーを発揮し、乗客をストレスなく運んでくれる。

客席の内装もカラフルなレザーで装飾。こういったドレスアップはタイでは人気の手法。室内照明もカスタマイズされている。1階席は対面式の豪華サロン仕様に。

 

【リポート:トラック魂編集部】

モバイルバージョンを終了