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鍛造ならではの仕掛けを投入したBBSの鍛造ハイスペックモデル『FI-R』

高性能車に似合う一切の無駄を削いで生まれた
鍛造スポーツモデルの至宝

海外で先行発売され話題となっていた「BBS」の新作『FI-R』が日本に上陸。フラッグシップであるジュラルミン鍛造『RI-D』をさらに進化させた大胆なスポークホールデザインが極限の機能美を描き出す。

 

新世代「BBS」を象徴する高機能ハイスペックモデル
今から溯ること約2年。ドイツ・エッセンモーターショーのBBSブースで発見した新作の1ピースホイールには度肝を抜かれた。
そもそも5×2スポークというレイアウトを「BBS」が採用すること自体も異例と思えたし、それ以上に薄く作られたスポークには軽量化のための穴が開けられていた。
初見では驚きとともに「本当に剛性が確保できているのだろうか?」と疑ってしまったのも事実。
その後海外で先行発売されたがなかなか日本上陸は発表されず、歯がゆい思いをしていたBBSファンも少なくなかったはずだ。

ここで装着しているのは、今のBMWチューニングシーンを牽引しているF82M3。M印な「BMW」に「BBS」とくれば、これまではクロススポークを採用したモデル、例えば名作LMなどが鉄板だったが、『FI-R』との組み合わせどうだろうか?
結論から言えば、ベストマッチング。現行Mシリーズの抑揚あるボディラインと、センターパッケージに向かって折れ込んだスポークが作り出す美しさとスピード感は別格で、ハイスペックなM3を躍動させる履きこなしと言える。今回のロケのためにワインディングも走ったが、『KW』で締め上げた脚に対してまったく遜色ないフィーリングであった。
新世代「BBS」の代表作となるであろう鍛造1ピース『FI-R』。高性能スポーツモデルを逆指名する機能性とデザイン。ハズすことはまずない。間違いのない選択がここにある。

 

『KW Ver.3』を導入しフロント9.5J×20、リア10.5J×20を装着。
タイヤはレギュラーからワンサイズ上げてコンペティションと同サイズ(フロント:265/30  リア:285/30M3)に変更している。

 

マグネシウム鍛造モデルにのみ装着されていたブルーのセンターキャップ。今年から通常モデルでも選べるようになった

 

強く折れ曲がったスポークは減肉された上で穴が穿たれている。機能性を強く訴えてくるデザイン。

 

ウェルには、このホイールが高性能であることを主張するかのように”FORGED”の文字が確認できる。

コンケーブ状にしなるスポーク。緊張感のあるレイアウトだ。この薄いスポーク部が強度で問題ないというから、「BBS」の技術力の高さを今更ながら感じさせられる。

BBS FI-R[SPEC&PRICE]
9.5×20+22    ¥219,000+税
10.5×20+35  ¥225,000+税

BBSジャパン TEL0766-31-8091
http://bbs-japan.co.jp

車両協力:ベイファール TEL0426-78-7246
http://www.beifall.jp

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