タクシーなどの事業用自動車は緑ナンバー
白ナンバーで運賃を取るのは違法行為
かつてのバブル期はタクシーが不足していたため、終電後のターミナル駅などではタクシーのように目的地まで人を乗せて運賃を稼ぐ自家用車が存在した。ナンバープレートが白いことから「白タク」と呼ばれたが、当然ながら違法行為。人や物を運ぶことによって報酬を得る場合は、事業用自動車として緑色のナンバーが必要となる。
ところが、記念ナンバープレートの登場で白ナンバー・タクシー(事業用自動車)が合法化した。
現在、タクシーなど運賃を受け取る事業用自動車のナンバープレートは緑色と、自家用車の白ナンバーと区別されている。ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックといった自家用車ナンバーの特別仕様記念ナンバーは、それぞれ白地ベースに模様がデザイン。例えば、こちらの「東京2020オリンピック/東京2020パラリンピック」の特別仕様では、ナンバーの交付料金とは別に1000円以上の寄付金を納めると、プレートへ虹色の図柄が入る。
ところが、写真下の”寄付金なし”では、白地でナンバープレート右上にエンブレムが印刷されるだけ。見た目は通常の白(自家用)ナンバーとほぼ変わらない。
そこで気になるのが、事業用自動車の記念ナンバープレート。じつは自家用ナンバーと同様のデザインを採用しているのだ。