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あの日本車のなにが、そんなに世界でウケるのか【J-Attitude vol.壱】

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  • J-Attitude ジェイ・アティチュード

日本の全てのクルマ文化を世界に向けて発信する。
『J-Attitude vol.壱』の思いとは

クルマの楽しさとはなんだろう?

東京モーターショー開催のさなか、一冊の自動車雑誌『J-Attitude(ジェイ・アティチュード) vol.壱』が世に出た。
国産車が基本だが、新車や旧車が混在し、ローダウンのカスタムVIPもあればモンスター級のパワーをもつドリフト車もある。一体なんのジャンル?? というか、どんな自動車の楽しさを伝える雑誌なのか。いままでの、カスタム雑誌のくくりでは考えても理解できない。

乗り物として考えれば、価格の安さや安全性能のほか、燃費やリサイクルなど環境性能は無視できない。
一方で、成功者や上流階級たる層のステータスを表すためのシンボルとして、また彼らを満たすべく、世界中の有力な自動車メーカーがブランド構築や「走るファーストクラス」のようなモデルを次々にリリースしている。その価格は高ければ高いほどニュースになり、シンボリックなブランドになっていく。
折しも同誌発売日の前日(10月27日)は東京モーターショーの一般公開日。国産はもとより、海外メーカーはこぞってEVシフト、超高級車路線をカタチにしたコンセプトカーたちを多数出展、目の当たりにすることができる。 J-Attitude ジェイ・アティチュード

でも、そんないずれの価値観に背を向けるかのような「楽しみ方」だったり、自由な発想で自動車を楽しむファンが存在する。
自動車メーカーが構築したブランドやコンセプトを気にせずに、自由にカスタマイズする伊達者。つるしやお仕着せをきらい、しっかりと「自分らしさ」を追求する人たちだ。その自分らしさは多彩で、ある車種にこだわったり、ある仕様のため車高を上げ下げしたり、ドリフトやレースなど走りの機能を前面に出す仕様もあり、さまざまだ。J-Attitude ジェイ・アティチュード

しかも、自分らしさを追求すればするほどそのジャンルは特化し、細分化し、ごく限られ閉じた世界になっていく。いわゆる他の多くには共感されにくいマニア化していく運命にある。その自分らしさゆえ、世に広く知られるようになったり、受け入れられることは、自動車の世界では近年のドリフトなどの一部の現象を除けば稀だ。J-Attitude ジェイ・アティチュード

そんなマニアなものが、いまいくつも世界中で注目されるようになった。
なぜか。そう、いわゆるSNSツールが普及し、さまざまな情報やトレンドが瞬時に共感してもらえる時代になったからだ。あふれる情報のなかで、世界の(私達を含む)食べ物やトレンドのウオッチャーは、世界のあちこちで、小さいけど、エッジのある「自分らしさ」あふれる事象を追求する。わかりやすいファストフードも安心できてうれしいけど、せっかくならばもっと国ごと地方ごとに違いのある、ユニークでローカルな食べ物やトレンド、そして自動車文化への欲求が高まっている。J-Attitude ジェイ・アティチュード

日本人がわかっているつもりのクルマの文化は、スマホなどを通じて見聞きする海外の”ジドウシャファン”とはまるで一致しない魅力がある。
現在は、どの国内自動車メーカーもクローバルに車種を展開しているが、かつては日本国内だけを念頭に置いたバリバリ「ドメスティック(自国向けの)カー」が多くあり、海外からいま見れば新鮮に映る。さらにカスタムの手法や楽しみ方も日本固有の価値から生み出されている事が多く、それは奇異でもありファンタスティックでもあるわけだ。
立ち食いそばや、たった数百円の一杯のラーメンに外国人が引き寄せられるように、日本人にはなんでもない、当たり前の、旧車やカスタムカーがとても魅力的に映る。J-Attitude ジェイ・アティチュード

 

そんな疑問や再発見を促してくれるのが『J-Attitude vol.壱』が指向する、新しい挑戦。
「日本の全てのクルマ文化を世界に向けて発信する」をテーマに、日本で生まれた様々なクルマ文化、ドリフト、チューニング、VIPなどの全てのジャンルに目を広げ、世界中にいるJDM=日本車好きに向けた内容であり、文章も日本語と英語が同時表記という今までにない誌面構成が特徴である。

J-Attitude ジェイ・アティチュード

J-Attitude vol.壱 ¥1,200
交通タイムス社

□第1特集「ハチロク」
トヨタ・カローラレビン/スプリンタートレノに代表されるAE86を中心に、“なぜ30年以上前に生産された車両が、今でも世界中で人気を集めているのか?” 各オーナーの取材を通して、「ハチロク」の魅力を掘り下げる。

他にも、VIPカーのジャンルでは、古き良き時代の名車を紹介する「VIP CAR, Looking back on the history」や、老舗VIPブランド=K-BREAKの大林一樹氏の原点を探る「The founder is real car maniac」。
ドリフトでは、川畑真人選手のショートインタビューと愛車紹介。圧巻の走りで海外でも大人気の中村直樹選手、そして初期のD1で活躍しながらも突然引退し、14年後の今年復活した湯浅良太選手を紹介したり、女性だけのドリフトイベント、日光クイーンリターンズの模様をお届け。

他にも、マツダRX-7(FD)、日産S30フェアレディZなどが登場する本誌がおすすめする車両紹介。また、日本在住で日本車ライフを楽しむ外国人の愛車紹介や、各イベントレポートなど、J-Attitudeでしかできない幅広い車種やイベントを掲載。
既存の雑誌とは趣きが異なる、新しいスタイルの雑誌をお楽しみいただきたい。

 

 

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