ミラーの死角をカメラでカバーする
データシステム「ドルフィン・アイ」
『マルチビューカメラ』や『サイドカメラキット』など、安全運転をサポートするさまざまなアイテムをリリースする「データシステム」が、10月27日から11月5日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で行われている東京モーターショーでブラインドサイドカメラ『ドルフィン・アイ』を発表。
進路変更時にドアミラーの死角で併走する左後方のクルマをカメラが映像でカバー。見えない部分を”見える化”することで安全運転をサポートする。
最新のクルマには、レーダーなどで後続車の存在を確認できる運転支援システムが装備されているが、古いクルマやそのような設定がない車種の安全運転を支援するのが新たにリリースされたブラインドサイドカメラ『ドルフィン・アイ』だ。
これは、ボディサイドに装着するカメラで、ドアミラーの死角となる部分を映像で映し出そうというモノ。筐体は、その名のとおりスタイリッシュなデザインで、カメラ固定タイプと角度調整タイプの2種類をラインアップする。
写真ではわかりにくいが、カメラ角度調整タイプのほうが若干大きめ。とはいえ長さ131×幅44×高さ31mm(固定式はL105×D38×H28mm)とコンパクトなのでボディ同色に塗装すれば違和感なし。
カメラがサポートする画角は水平100度、垂直80度とワイド。カメラの画像はモニター(別売り)に映し出すことができる。コンパクトかつスタイリッシュなブラインドカメラ『ドルフィン・アイ』をフロントフェンダーに装着すると、ドアミラーの死角となるほぼ真横のあたりから後方にかけての範囲をカバーできる。トヨタ・プリウス(50系)のようにエンブレムが差し込みされているようなタイプだと、その穴から配線をフェンダー内部へ通すことができる。もし、そのような穴が無くてもフェンダーギリギリにカメラをセットすれば配線はまったく目立たず車内へと引き込むことは可能だ。ブラインドカメラ『ドルフィン・アイ』の価格は、角度固定タイプBSC261-Sが1万7800円(税別)、カメラ角度調整タイプBSC262-Mは1万9800円(税別)。どちらもつや消し黒塗装・ウレタン製だ。
これにボディ左前方を映し出す同社のサイドカメラキットWをプラスすれば鬼に金棒。車両の左側の様子がフロント部分から後方までシッカリと確認できるわけだ。
車線変更だけでなく、左折時の自転車や歩行者の巻き込み防止、路肩にある障害物でボディやホイールをキズ付けてしまうリスクはグッと軽減されることは間違いないだろう。
データシステム TEL086-445-1617 https://www.datasystem.co.jp