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「カスタマイズの主張!」形、色、素材を極めたものがカスタムを制す

「オートファッションimp」流スタイルアップ的視線で眺めた東京モーターショー【ディテール編】

東京モーターショー出展の輸入車勢は、アジアプレミアとジャパンプレミアのみでワールドプレミアとなる車種がなかったのが残念ではあるけれど、スタイルアップ的な視線でじっくり観察してみると、量販車もコンセプトカーも、そして国産車勢も結構参考になりそうな技が色々ありました。
そんな中から、ディテール編と題して、「af imp.」編集部が見つけたインパクト技をピックアップしてみました。

 

「その1.カメラ型サイドミラー」

《BMW Concept Z4》

《Audi Elaine》

サイドミラーをカメラにするとサイドビューがこんなにスタイリッシュに。これを見ると、従来型のサイドミラーは頑張ってるデザインですが、やっぱりボッテリ感は否めない。
実用面では後方だけでなくドアミラー下の足元も確認できるでしょうし、幅寄せする時に助手席側ホイールをヒットすることもなくなるかと。
ただ”COTY系”のジャーナリストに聞いたところによると、ミラーを見るついでに周囲の確認もしているので、そこがモニターに切り替わったらどのような認知になるのかが問題、とのこと。認可待ちの感もありますが、このカッコよさは是非導入してもらいたいものですね。

 

「その2.ディフューザー」

《Mazda VISION COUPE》

《Smart Vision EQ Fortwo》

リアアンダーのディフューザー的処理は最近どんなクルマでも作り込んできていますが、今回気になったのはショーでイチバンのビシビシきた「マツダ・ヴィジョン・クーペ」。
全体のスタイリングはエッジィなデザインが主流のコンセプトカーのなかで、ひと際蕩けるほどに美しいのですが、テールの処理がこれまた巧いなぁと。
横方向にスリットを入れてマフラーを囲みつつ、センターにF1のような細身のバックフォグをビルトイン。ちょっとフェラーリのGTモデル的の雰囲気もありますね。
いっぽうの「スマートEQヴィジョン・フォートゥー」はというと、キャラクターっぽいコンセプトで、クルマを介したコミュニケーションの楽しさが全面に出たクルマ。EVカーというクルマの成り立ちを強く表しているのが、リアスカートのディテールです。
「色々な情報とコネクトする」ようなイメージが出ているディテールですよね。

 

「その3.メタルによる高級感の演出」

《TOYOTA Century Prototype》

ニッポンが誇るショーファードリブンカー「センチュリー」が20年ぶりにフルモデルチェンジしました。
とうとうV型12気筒エンジンは廃止されてV8ハイブリッドとなったのですが、ボトムラインを一周する伝統のクロームラインは継承。エレガントというよりも、高級。有無を言わさないハイグレードな表現がさすがです。フロントグリル、ヘッドライト、ドアサッシ、フェンダーモールと多用されたクロームの入れ方、これぞ高級車といえるディテールでしょう。
エアサスの容量も増えて乗り心地はさらに向上したとか。後席にも乗ってみたいものです。

 

 

「その4.フォグランプで主張」

《SUBARU IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT》

HIDやLEDはたまたELなどが進化して、ライト類のデザインの自由度は格段に上がったと思うのですが、この「インプレッサ」のフォグは形状そのもの6角形で面白い上に、それをハニカム状に並べているのがポイント。
「ルノー・メガーヌRS」のチェッカー風も面白いですが、こちらはスポーツカーながら、ちょっと可愛いテイストにもなっています。VWビートルあたりで使ったら似合いそう?!

 

 

「その5.王道のカーボン遣い」

《Audi RS5》

《Audi RS4》

アウディのカーボンの使い方は、エグいくらいにクオリティが高い。RS系はとくにその高性能っぷりを見た目でもアピールするべく、至る所にカーボンが使われています。
フロントにはインテークの内側にエッジィな造形で貼り込まれているし、サイドスカートも細いライン状にカーボンが仕込まれています。
しかも、この長さと形状でも歪まない。メーカーのスポーツ仕様なので当たり前ではありますが、さすがです。

 

 

「その6.挑戦的なDSの仕掛け」

《DS3 DARK SIDE》

特別仕様車ということですが、これが結構カスタマイズされております。例えばミラー下とリアハッチに施されたエンボス状の塗装。
DSモノグラムをモチーフにした幾何学的なパターンをステッカーで貼り、その上からマットの塗装を施してあります。その名も3Dスキンテクノロジー。
さらにドアハンドルには文様が刻み込まれていたり、DSのヘッドエンブレムはキラキラと輝く仕様になっていたりと、特別仕様車とはいえメーカーのクルマ。これはすっかりスタイルアップカーの領域ですね。

《編集:オートファッションimp編集部》

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