ファンと日産が絆を深めるイベント
往年のレーシングカーが全開走行!
1997年の初開催から20回目となる「ニスモフェスティバル」が11月26日(日)午前9時より、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)で開催する。
日産/ニスモファンにとって1年を締めくくるイベントとして、毎年3万人が集まる。
そのレーシングサウンドを堪能するだけでも十分楽しめる。15時半のフィナーレまでさまざまなコンテンツで充実しているのも特徴だ。
「ニスモフェスティバルの見所は?」という質問が一番困る。
というのは、富士スピードウェイのパドック、レーシングコース、イベント広場という各エリアで行われる催し物は、どれを見ても楽しいからだ。
今回のトピックは、前日のテスト走行でケンメリ(C110型スカイライン)GT-Rのレーシングモデルが走行すること。
50勝の金字塔を打ち立てたハコスカGT-Rの次世代モデルとして期待されたケンメリは、レーシング仕様は制作されたがオイルショックでレース参戦は果たせなかった。悲運のスカイラインGT-Rとして有名だ。
そのレーシング仕様は、ニスモフェスティバルで展示はされてきたが、20回目の節目となる今回、ついに走る勇姿を披露。
今回のニスモフェスティバルでは、GT-Rがメインなので、ケンメリGT-Rのレーシング仕様もレーシングコースを走行する。S20型直列6気筒を搭載するケンメリGT-Rの快音をサーキットで堪能できるわけだ。
ちなみにスカイラインGT-Rというネーミングは、このケンメリを最後に1989年に登場したR32型スカイラインまで16年間も封印されていたのだ。
さて、他の自動車メーカー系主催のイベントでも歴代レーシングカーやレジェンドドライバーによるデモランはあるが、ニスモフェスティバルはその規模がまったく違う。
それほどニスモの本気度が伺われるだけでなく、ファンもこの日が毎年待ち遠しくなるのは間違いない。
また、自動車メーカー系イベントとしては異例ともいえるが、パドックにはチューニングメーカーやショップのブースが出展しているのもニスモフェスティバルならではの風景。
さらにイベント限定グッズも販売するブースもある。
じつは「ニスモフェスティバル」は、ニスモがファン(日産応援団)への感謝の気持ちを伝えようとニスモが開いたイベントだった。まさに手弁当状態からスタートしたわけだが、それゆえファンとの絆の強さを感じる。
とくにイベントフィナーレは、1年の締めくくりという多くのファンが最後まで残っているのだ。そんな熱気と感動を感じられるのがニスモフェスティバルなのだ。
イベント名 | NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2017 Supported by MOTUL |
日程 | 2017年11月26日(日) |
時間 | 9:00~16:00(予定) |
場所 | 富士スピードウェイ(静岡県駿東郡) |
主催 | ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社 |
ニスモフェスティバル http://www.nismo.co.jp/event/festa2017/