「NISMOヘリテージ」の純正復刻部品
“ニスモリプレス品”の第一弾をお披露目!!
記念すべき20回目を迎えた「ニスモフェスティバル」の会場で、かねてから噂になっていたR32スカイラインGT-Rの製造廃止純正部品の一部をニスモが再生産・供給する『NISMOヘリテージ プログラム』の全貌が公開された。
エンブレム、ホース類、フロントバンパー、ハーネス、外装部品など約50点の補修パーツが、12月1日からデリバリー開始。25年超の個体も多いR32スカイラインGT-R、やはり劣化が目立つのはゴム系パーツ。そういう意味で、ホース類などから再生産されるのはオーナーにとっては嬉しいニュースだ。
同じように、モール類の再生、フェンダーその他の外装パーツの再販も待ち遠しいところ。事故が怖くて、あるいは事故からの修復が進まず、保管車両になっているGT-Rも少なくないはずだ。多くのGT-Rが現役復帰するために、このプログラムの充実に期待するところは非常に大きいといえるだろう。
また、シートベルトの巻き取り部など、身近なパーツも欲しいところだが、会場で担当者に確認してみたところ、「検討中リストには入っている」とのこと。
それはさておき、すでに第一弾のパーツオーダーは受け付けを始めており、「ニスモヘリテージ」専用サイトも用意される。
また、デリバリーがはじまった第一段純正復刻品などの他、会場では、ABSのユニットや整備解説書など「現在検討中」といったパーツも数多く展示されていた。
日産の、いや国産車の歴史に残る名車、R32GT-Rを「末永く乗り続けたい」「楽しみ続けたい」「親子2代で乗り継ぎたい」と願う多くのファンのために、非常に心強いプログラムがいよいよスタート。
この「NISMOヘリテージ」活動はこれから拡充、拡大される計画で、まずは、今回のR32スカイラインGT-Rの第一弾パーツにつづいて、順次、第二弾アイテム追加が追加されていく予定。
さらにR32型のパーツがある程度で揃ったところで、R33、R34型GT-Rへの拡大も検討中とのことだ。
第二世代GT-Rオーナーで、製造廃止純正部品で困っている人は、「ニスモ」に復刻リクエストを出しておけば、早めに再生してくれるかも!?
(リポート:藤田竜太)