Nアタックと同等のダウンフォースを得る
“NISMO”最新エアロが初お目見え
今年で20回目の開催となって盛大に幕を閉じた「ニスモフェスティバル」。
真打ちとなつ「NISMO」ブースでは、発表されたばかりの新しいR35GT-R用のエアロプログラムをまとったデモカーが登場した。日産ワークスのらしく、エアロダイナミクス、とくにダウンフォースを優先させた機能的なデザインは、あのGT-RのNアタックに匹敵するダウンフォースを発揮するという。しかも、対象となるのは、MY07〜MY10の初〜中期型R35GT-Rだ。
オリジナルのデザインを活かしながら、チューニングできる設計で、とくにリアスポイラーは、純正リアスポイラーの上にかぶせるタイプの「アドオン・リアスポイラー」(カーボン製)。
名の通り、強い剛性が求められるスポイラーの支柱取り付け部を、信頼性のある純正のままセットできる利点が大きい。
フロントフェンダーセットは、片側5㎜ずつ広がるワイドフェンダー。フロントアンダースポイラーには、専用のブレーキダクトもついている。
ドライカーボン製のリアディフューザーフィン(合計14枚)は、ダウンフォースだけでなく、高速域での直進安定性の向上にも大きく貢献する。
ドレスアップというより、パフォーマンス面のアップデートパーツといえる6種類のプログラム。
通常、フルセットでの装着が前提となるが、パーツごとの単品購入も可能だ。
現行モデルに差をつけられた少し前のR35GT-R。
あのNISMOが手がけた最新空力アイテムで、再び最前線のアドバンテージを手にすることになる。
(リポート:藤田竜太)