日本ならではのチューニング文化や
繊細なデザインワークを北米で披露
ラスベガスにて、盛況のうちに幕を閉じた「SEMA SHOW 2017(セマショー)」。
リフトアップ系やオーバーフェンダーなど、豪快なアメリカンパワーをまざまざと見せつけられたが、我らが日本勢も負けてはいなかった。今年も世界に名だたる日本メーカーやショップが堂々ブースを出展。多くの外国人が集まる光景に、同じ日本人として誇らしい気持ちになった。
ここでは日本メーカーをはじめ、国内でもおなじみのメーカー&ショップのブースをご紹介しよう。
【レクサス】
まずはレクサス。なんといってもトピックスは、10月末に発表されたばかりの新型LSだ。
しかも既にローダウンさせ、社外ホイール(HREパフォーマンス)を履いた姿でお披露目。日本国内でもなかなかお目にかかれないフォルムに注目度は抜群。
【レイズ】
「レイズ」と言えばサーキットの現場からフィードバックされたノウハウを武器に、メイドインジャパンにこだわった製法が自慢のホイールメーカー。
【トーヨータイヤ】
「トーヨータイヤ」は、セントラルホールとサウスホールを繋ぐ広大な屋外スペースにブースを構えた。日本車を中心に数多くの車輌が並び、日本メーカーのボディキットを巻いた車輌を数多く展示。
【ニットータイヤ】
東洋ゴム工業の対米向けブランド「ニットータイヤ」もブース出展。
国内でもドレスアップやドリフトを楽しむクルマ好きに愛好者の多いブランドだが、海外でも熱狂的な支持者が存在する。
【ゼスティノタイヤ】
近年急激にその知名度を上げている「ゼスティノタイヤ」。
今年初頭の東京オートサロンに初出展したことを覚えている方も多いだろう。今回は、日本国内に留まらず、世界を見据えてセマショーでデビューを果たした。
ドリフトチーム「あーぼームーン」の佐津川スカイラインを展示し、走りのイメージを打ち出したのだ。
【ヨコハマホイール】
日本では”アドバンレーシング”の名前が有名だろうか。やはりイメージが強いのはスポーツカーで、デモカーはポルシェとNSXだった。
NSXはサンディエゴのビルダー「オートファッション」が手掛け、エイムゲインのボディキットを装着。
【エンケイホイール】
デモカーはR30スカイライン2000RS。昭和日本を象徴するクルマのひとつと言っても過言ではなく、これだけ綺麗な車体はかなり稀少だ。そして、その隣に展示されたのがシビックで、新旧そろい踏みの見応えのあるブース構成であった。
余談だがアメリカではシビック人気がとても高く、セマショーはもとより一般道でも頻繁に見掛けたのが印象的だった。
【リバティウォーク】
スーパーカーのワークスフェンダー・スタイル、その礎を築いたといえる「リバティウォーク」のブースには4台の高級車が着地状態で鎮座していたが、なかでも世界初公開となるNSXワイドボディキットに熱い視線が注がれた。
純正フェンダーをぶった切る大ワザは、まさに度肝を抜かれる迫力。有機的なラインを描くフロントリップとレーシーなリアウイングの存在も見逃せない。
【タナベ USA】
高品質かつデザイン性に優れた足まわりを提供する「タナベ」。
ブースの正面には、GTシリーズの最新ホイール・GTX03を展示。そして日本と同様に、プロフェッサーSP5にも注目が集まった。
【Tディメンド】
足まわりのプロフェッショナルとして有名な「Tディメンド」も北米へ進出。
デモカーとして、レクサスLCとレクサスGSの後期を展示した。
【クールレーシング】
彫刻のようなエングレービングを纏った、日産GT-Rとトヨタ・ヴェルファイアで、瞬く間に業界の話題をかっさらった「クールレーシング」。
同社のボディキットを纏ったGT-Rとロードスターを展示したほか、オリジナルホイール”VERZ”はアメリカで初デビューを飾った。
(リポート:VIP STYLE編集部)