4代目 BL型(セダン)BP型(ワゴン/アウトバック)
レガシィ・ツーリングワゴン2.0GT spec.B
プロフィール
2003年に登場した4代目レガシィは、ボディサイズがついに3ナンバーサイズとなった。ソフトパッドを多用したインテリアやチタン製タービン、アルミ製リアゲートなど随所にコストもかけられた力作。スバル車初のカーオブザイヤーに輝いたモデルとしても知られる。現代でも通用するその美しいデザインをはじめ、歴代レガシィ最高傑作の呼び声も高く現在でも多くのファンを引き付けている。モデルライフも6年と歴代レガシィ最長だ。主なグレード構成
3ℓ……3.0R/3.0RスペックB/アウトバック3.0R
2.5ℓ……アウトバック2.5i
2ℓターボ……2.0GT/2.0GTスペックB
2ℓ……2.0R/2.0i/2.0CNG(セダンのみ)★主要諸元 ※【 】内はMT車
グレード ツーリングワゴン2.0GT spec.B 全長×全幅×全高 (㎜) 4680×1730×1475 ホイールベース (㎜) 2670 車両重量 (㎏) 1480【1450】 エンジンタイプ 水平対向4気筒DOHCターボ 排気量 (㏄) 1994 最高出力 (kW[ps]/rpm) 191[260]/6000【206[280]/6400】 最大トルク (N・m[㎏-m]/rpm) 343[35.0]/2400 10・15モード燃費 (㎞/ℓ) 12 トランスミッション 5速AT【5速MT】 サスペンション 前/後 ストラット/マルチリンク ブレーキ 前/後 ベンチレーテッドディスク ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ 前・後 215/45R18 車両本体価格 (税抜・万円)※当時 310.0【303.0】
歴代最長のモデルライフを誇る人気モデル
[マリオと井元のプチインプレ]
マリオ(以下、マ)これこそもう、最近のクルマって感じですね。
井元(以下、井)2009年まで売っていたので、最終モデルは10年経ってないですからね。
マ)某編集部時代によく乗りましたが、当時から公平な目で見ても、直進安定性から質感まで、BMW3シリーズと比べても遜色なしでした。
井)内装の質感とか、今見ても凄いですよね。
マ)現代でも全然通用するクオリティの高さ。
井)ターボもこの世代からシングルになって、トルクの谷からも解放されました。
マ)エキマニが等長等爆になって不等長サウンドがなくなった寂しさはありましたが、アプライドごとにスバルらしさが戻ってきて、チューンドバイSTIとかS402とか、ジワジワ進化してすごくよくなっていった感がありますよね。
井)F型まで作られて、毎年よくなっていくイメージでしたね。SIドライブとか、SIクルーズとか隠し玉もいっぱいありました。
マ)そういった意味では、年次改良ごとの進化を実感するクルマですよね。
井)今でもファンが多いのもうなずけます。
マ)あとは6気筒もマニュアルが追加されて魅力も高まりましたし。
井)BE/BHと比べて車格が上がったことで、6気筒が似合うクルマになったなと。
マ)BHのランカスターのときは”無理して載せてます感”がなきにしもあらずでした。それに比べてBP/BLの3.0Rはクルマ好きに刺さるようになりましたよ。2ℓNAの2.0Rもよかった!
井)グレード展開も幅広かったですよね。
マ)どのグレードを買っても「いいな!」と感じられる印象でした。
4代目『レガシィ』は・・・
「当時のBMWと比較しても遜色なし!(マリオ)」
「今でもファンが多いのもうなずけます(井元)」
ビッグマイナーチェンジ後
アウトバック
アウトバック史上最強にパワフルな2.5XT
4代目レガシィで唯一不等長エキマニを採用。歴代アウトバック唯一のターボ車だ。
シングルターボ&等長等爆エキゾースト採用
タービンはシングル化され、エキマニは等長等爆化により独特のサウンドが消えたことにファンは賛否両論だった。
SIドライブを初搭載!
現行SUBARU車の多くのモデルに搭載されているSIドライブも初搭載は4代目レガシィから。
チューンドby STIはなんと3回も発売
tSの先祖にあたるチューンドバイSTIはC、D、E型に設定。STIスポーツパーツはもちろんブレンボキャリパーなども採用された。
2.5ℓターボ搭載のS402
最強レガシィのSシリーズには2.5ℓの専用エンジンを搭載。フェンダーなども専用品。
ついにアイサイトが登場!SIレーダークルーズも併売
A型でADAが設定されたのち、E型でミリ波レーダーを使用したSIクルーズが登場。F型で待望の初代アイサイトが設定された。
井元貴幸が選ぶマニアックポイント