ウェザーストリップリテーナーの純正部品は約18万円、
これを7980円で補修可能に!
旧車用再生ゴムパーツを製作・販売する『ダイコーゴム』がついに第2世代のスカイラインGT-R用に着手。その第1弾で手掛るのは「ウェザーストリップリテーナー」というもの。
部品交換をすることなく、誰でも簡単に再生できるという。一体どのようなものなのか?
GT-Rマガジンの135号で「第2世代GT-R用パーツを製作する予定がある」と製品開発の可能性について言及したゴムのプロフェッショナル 『ダイコーゴム』の久納征人代表。その言葉が、ついに現実のものとなった。第1弾となる『リテーナーリペアラバー』はウインドウ関係部品で最も高く(左右で約18万円)、多くのユーザーが交換を躊躇していた「ウェザーストリップリテーナー」を手軽に再生できるものだ。
「純正リテーナーは金属/プラスチック/ゴムが一体となった部品です。金属/プラスチックの傷みは少ないのですが、ゴムは紫外線などによって、縮み、割れ、最終的には剥がれてきます。ただ、骨格がしっかりしているのにゴムが傷むだけで交換するのはもったいないですよね。そこで、ゴム部分のみをリペアする商品を開発しました」とは久納代表。
具体的には劣化した純正ゴムの上に新たにゴムを貼り付けるシンプルなもの。これは「多くの人が手軽にリペアできるようにしたい」という代表の思いも込められる。
「3次元測定器で純正形状を測定し、純正部品を綺麗に覆うようにデザイン、構造にも拘っています。素材は純正品より耐候性に優れた国産製で、自動車部品も製作するメーカーに依頼し、品質にも自信があります」。
誰もが簡単に貼付けられるように長さ分の両面テープ(写真とは別のもの)を同梱するが、長期間使用まで考えるなら衝撃に強く、金属&ゴムに使える接着剤(別売り)が理想。
Let’s DIY!! 貼るだけで悩みを解消!
紫外線などを長期間浴びるとゴム部分は写真のようにひび割れるが、商品はその傷んだゴムの上に貼り付ける仕組み。まずは同梱される両面テープを貼る。ゴム表面が欠けている場合は前もって補修が必要。今回は撮影のために逆から作業しているが、本来は後から前が基本だ。下地に被せるようにして、抑えながら貼っていく。作業方法はホームページ内の”youtube”でもチェック可能だ。
上が純正新品で、下が今回のリペアラバーを貼ったもの。金属やプラスチックに劣化が見られるが、ゴム部分には差がない。
今後は写真のスポンジや各種補修部品なども検討中とのこと。
「商品は特許出願準備中です」と久納代表。R32をデモカーとして購入し、本格的にゴム部品の開発に本腰を入れる。
なお、気になる価格は7980円(税別)と、専用設計品としてはリーズナブルではないだろうか。
「今後はさらなるバージョンアップやリビルト品の製作、新商品も計画。ぜひ、期待してください」。
また1社、GT–Rに長く乗り続けるための力強い仲間が加わった。
Retainer Repear Rubber for R32 ¥7,980(税別)
ダイコーゴム旧車FANSITE(担当:緒方) TEL0120-148-948
http://www.kyusha.jp/