市販車/スーパーGT/ニュルテストカーを太っ腹展示
『2007y 第11回ニスモフェスティバル』
‘07年の東京モーターショーで復活を果たしたGT-R。『NISMO FESTIVAL』も当然第3世代のR35型が主役!デビュー前のR35型が惜しげもなく披露され、その脇を歴代のGT–Rが固める。富士スピードウェイはR一色に染まった。
スカイライン50周年の節目新時代の到来を感じさせた
平成19年(2007)年のニスモフェスティバルを待ちわびたファンも多かったことだろう。それは10月に新世代のR35型GT-Rが発表されたからに他ならない。東京モーターショーに展示されたR35型は見たが、実際に走る姿を見たことがないというのが大半だったはず。
となれば、『NISMOフェスティバル』でR35型の雄姿を見ることができるかもしれず、”もしかしたら翌シーズンを戦うR35型のGT500マシンも公開されるかもしれない”と、妄想を膨らませたに違いない。
そんなファン心理をあおるようにこの年のサブタイトルは“SCOOP2007”そしてポスターのメイン写真は誰が見ても新生GT-Rのテールランプとわかるものだった。
マーチカップ、Zマスターレースと続き、人気コンテンツのカテゴリー混走模擬レース1ではハコスカGT-R軍団が登場、そして第2レースではR32型/R33型/R34型の第2世代と呼ばれるスカイラインGT-Rのマシンが出場。いつになくGT-R色の濃い内容となっていた。
まさにタイムスリップの余韻に浸っていた大観衆を突如、現実から未来へいざなったのが、新生R35型GT-Rの登場だった。
“NISSAN GT-Rパフォーマンスデモンストレーション”と銘打った催しでは、ニュルブルクリンクサーキットでテストした車両を持ち込み、スーパー耐久レース仕様のフェアレディZとストレート上で真剣勝負を行なった。ブレーキング、0~200m加速、スラロームなど全項目で圧勝し、R35型の性能の高さをアピールした。そして、最後にGT500仕様のR35型が疾走。会場は盛り上がった。