新たにグループAマシンが復活。人気は色褪せない
『2009y 第13回ニスモフェスティバル』
‘96年のル・マン24時間レース以来のGT-Rによる海外挑戦表明を受けて、‘10年は再びGT-Rをフューチャー。国内では見ることができないFIA GT1車両を3台持ち込んだ。ファンに向けてチャンピオン獲得を誓った!
5.6ℓV8を搭載するR35型、欧州のGTレースに挑戦
12月6日に行なわれた第13回のテーマは“CHALLEGER R”。R35型による新しい挑戦とは何なのか? それは世界への参戦であった。
世界を舞台に戦ってきたGT-Rとして、’91年のスパ24時間レースに参戦し、総合優勝を果たしたグループA仕様のZEXELスカイラインのレプリカがお目見えした。レプリカといっても中身は正真正銘のグループA。実走可能なカルソニックスカイライン同様、21世紀に生まれた新車のグループAマシンである。
もう1台は、’96年のル・マン24時間レースに挑戦したクラリオンカラーのNISMO GT-R LMだったが、こちらは走行しなかった。
そして2009年、最も注目されたマシンが、FIA GT1仕様のR35型GT-R。この年からFIA GTシリーズにミハエル・クルム選手のドライブでテスト参戦した’09年仕様のほか、前日にシェイクダウンテストを終えたばかりの2台の’10年度にフル参戦する本番仕様のマシンも富士に持ち込まれた。
国内を戦うGT500マシンに比べ、生産車に近い姿はそのまま公道用として販売されてもいいくらいな仕上がりだった(エンジンはVR38型ではなく、5.6ℓのV8を搭載)。国内ファンにとっては、初めて目にするFIA GT1仕様のR35型GT-R。
その走る姿に来場者は目が釘付けとなった。一方、新たなコンテンツとして企画されたのが“オールスタードリームバトル”。これは事前にホームページ上で行なったファン投票によって組み合わせが決まるドライバー2名によるミニ耐久レース。ファン投票1位は星野一義/一樹、2位は柳田春人/真孝の親子ペアだった。