ちょい上げのイメージを大きく変える
注目2モデルにクローズアップしてみた
箱バンや軽トラのカスタムで人気上昇の兆しを見せる「ちょいアゲ」。
その1ではスプリングを使ったリフトアップ、その2ではキャンバーを補正するボルトについて紹介したが、“ちょいアゲ”の雰囲気を盛り上げてくれるのは何といってもタイヤだ。通称、ボコボコタイヤと呼ばれている4×4用タイヤの中で特に注目したいのが、「トーヨータイヤ」と「ナンカンタイヤ」からリリースされている2本。早速、その特徴をチェックしてみた。
軽自動車の“ちょいアゲ”にマッチするタイヤとして認知されているサイズは165/60-15インチ(軽トラックを除く)。これはハスラーのノーマルタイヤサイズのため。実際に純正ホイールをそのまま使って、タイヤだけ変えてその雰囲気を楽しんでいる人も多いようだ。
また、エブリイやハイゼットカーゴといった「箱バン」でも、このサイズがノーマルバンパーだとギリギリ。というのも、これ以上外径が大きくなるとタイヤハウスに収まらなくなってしまうためで、例えばハイゼットカーゴは165/60-15がギリギリということになる。
【ナンカンタイヤ】
同サイズで多くの人に支持されているが台湾メーカーの「ナンカンタイヤ」と日本の「トーヨータイヤ」。前者は「マッドスター」という、ロゴが白くなっているホワイトレタータイプの『マッドスターN-889』は、この手のタイヤではロングセラーに入る人気商品だ。
この他に『FT-9』と呼ばれるA/T(オールテレーン)タイヤもあるが、溝の幅はM/T(マッドテレーン)の「マッドスター」の方が広く、ゴツゴツ感・ボコボコ感はこちらの方が主張できる。
走行インプレッションだが、正直言って静かとは言えない。タイヤを指で押しても固めな雰囲気があるため、乗り味も固めかと思ったが、そこまででもなかった。
またダートコースはさすがM/Tタイヤ、という走破性をみせてくれた。