【トーヨータイヤ】
ほぼ「マッドスター」のひとり勝ちだった勢力図を塗り替えたのが、2016年の秋に「トーヨータイヤ」から登場した『オープンカントリー』。A/TとM/Tそれぞれの特性を兼ね備えたR/T(ラギットテレーン)タイで、ターゲットをスモール四駆に絞り込んでいる。
まさに軽アゲのためのタイヤといっても過言ではない。
走行インプレッションは上々。普段乗りのメインとなる舗装路を走っても、そこまでのゴツゴツ感やロードノイズを感じさせないのはさすがといったところ。アゲ初心者には安心のタイヤといって問題はないだろう。
最後に、気になるのが両タイヤの価格。
シャコタンで使う偏平の薄いタイヤだと国産と海外(アジア)ではかなりの価格差がでるのだが、不思議とこの手のタイヤはそれが広くない。某・価格比較サイトで検索しても、1~2千円(1本)違う程度だ。
“ちょいアゲ”ユーザーのニーズでもある安心感を考えると『オープンカントリー』に分がある気もするが、ホワイトレターを採用する「ナンカン」もドレスアップの観点だと捨てがたい。このあたりは何を重視するかで変わってくるところだろう。
(リポート:Kスタイル編集部)