ハイレゾ音源のネイティブ再生を実現!
シンプル派と本格派の2種類のデモカーを公開
「パイオニア」は、話題のハイレゾ音源が再生できるサイバーナビAVIC-CL901シリーズを搭載するスバル・レヴォーグとトヨタ86といった2台のサウンドカーを「大阪オートメッセ2018(2月10〜12日・大阪市インテックス大阪で開催)」6B号館で公開。試聴することも可能で、ホームオーディオと肩を並べる高品位なサウンドを体感できた。
インテックス大阪の6B号館は、内外のカーオーディオメーカーの新製品のお披露目やプロショップが手掛けた卓越したデモカーを公開され、グッドサウンドを求めるユーザーの集いの場となった。
今話題のハイレゾとはハイレゾリューション(高解像度)という意味でCDの情報量44.1kHz/16bitに対して、その上をいく96kHz/24bitというフォーマットが主流になってきている。
パイオニアブースに展示されているデモカーのスバル・レヴォーグは、サイバーナビAVIC-CL901を主軸にしたマルチアンプ仕様と本格的なシステムを構築していた。
スピーカーは、フロント2ウェイ(TS-Z1000RS)+サブウーファー(TS-W1000RS)で構成。これをトゥイーター、ウーファー、サブウーファーそれぞれに高品位な200W×2chアンプ『RS-A09X』を1基ずつ投入。逞しくかつ精緻にスピーカーを駆動している。
第一印象は圧倒的な臨場感に溢れるステージがフロントウインドーに広がる。
ハイレゾ/FLACの音源は忠実に再現され、繊細なニュアンスに優れていて曖昧さがない。スピーカーの能力が十二分に発揮されており、耳に優しくフレッシュだ。
ライトなシステムでも卓越したサウンド調整が
高品位な音楽再生を実現する
一方、86はシンプルなフロントのみのシステム。スピーカーは標準価格6万円(税別)のTS-V173S(17cmセパレート2ウェイ)を装着。
いわゆるバイアンプ接続とすることで、スピーカーの音楽再生能力をいっそう高めることが可能となり、通常のフロント用の2ch出力からパッシブネットワークを介したつなぎ方と比べパワー感がアップする。
最後にサイバーナビの内蔵デジタルプロセッサーは非常に優れており、タイムアライメントはもちろん、綿密な音調整ができる。それゆえ、シンプルなシステム構成であっても高次元なサウンドを披露できるのだ。
またファンクション&発展性も同機の魅力となっている。
パイオニア・カロッツェリア http://pioneer.jp/carrozzeria/
レポート:永松 巌/撮影:箱崎太輔