国交省より厳しい検査基準で
ホイールの性能をチェックする
アルミホイールの安全性と信頼性を確保のために活動している業界団体「JAWA(ジャパンライトアロイホイールアソシエーション)」が、2月10〜12日に大阪市インテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ2018」にブースを出展。
多くのホイールを展示する他、今年はブース内にステージを設け、ホイールの安全基準の重要性などを、トークショー形式でユーザーに直接アピールしていた。
「JAWA(ジャパンライトアロイホイールアソシエーション)」には、主要なホイールメーカー96社が加盟しており、国土交通省の定める保安基準=JWL基準に加え、公的第三者試験機関=日本車両検査協会によるダブルチェックを実施。
衝撃試験、半径方向負荷耐久試験、回転曲げ疲労試験などについて、国交省の技術基準よりも約20%厳しいJAWA基準をクリアしたホイールに品質認定証を貼付している。
最近は、粗悪なコピー商品も少なからずある。そうしたコピー商品か否かは、このJAWA品質認定証のステッカーの有無で見分けられるようになっているとのこと。また、ホイールデザインのコピー防止活動なども、JAWAは力を入れているようだ。
ホイールは、デザイン、品質だけでなく、取り付けやマッチングなども重要な要素。そうした現場でのフォローも含め、正規ルートの専門店での購入を強く推奨している。
「大阪オートメッセ2018」ブースで行われたトークショーでは、JAWAの大きな仕事であるサーベラステスト、いわゆる抜き打ち検査の委員会の委員長なども登壇し、ホイールの強度の重要性について、詳しく語る場面もあった。
JAWAとしても、2017‐2018年は、アルミホイールの安全基準の大切さを、ユーザーにアピールすることをコンセプトに掲げている。
この機会にドレスアップ、チューニングに欠かせないアルミホイールの品質にも関心を持ってみたらどうだろう。
(レポート&撮影:藤田竜太)