BMW 7シリーズ、LEXUS LS、ハリアー、
それぞれにコンセプトの異なるブランド投入へ
レクサスのLS500h、ハリアーの後期モデル、そして現行のBMW7シリーズ(G12)。「大阪オートメッセ2018」に、世界初公開となる3台のデモカーを登場させたのが、WALDだ。
まず、BMWは”圧倒的な見た目の存在感”がコンセプトの、同社のエアロブランド「ブラックバイソン」の最新作。フロントフェイスは、すでにロールス・ロイスのドーン用エアロで採用したデザインを応用。次世代WALDを連想させる、インパクトのある表情を作り上げた。
ヘッドライトとグリルの間を起点に、切り立った立体感を持たせ、中世の騎士の甲冑をイメージさせる点が斬新。バンパーの両サイドには、LEDランプを縦に埋め込んであり、これも独自のアクセントになっていて興味深い。サイドセクションは、“ブラックバイソン”の特徴である、リアに向けての疾走感あるカタチを追求するなど、WALDのエアロらしい完成度の高い一台といえるだろう。
レクサスLS500hは、先代のLSでも採用された、ハーフ形状のエアロシリーズ、“エグゼクティブライン”として発表。
新型LS用の特徴としては、写真の通り、メッキパーツを多用して高級感を演出しているところ。フロントでいえば、中央部とバンパーの両端にメッキパーツがあしらわれており、さらにやんわりと照らす形でLEDランプが埋め込まれているのも、目を引く。また、リアもハーフ形状で、メッキを効果的に採用。ハイブリッド車なので、本当のマフラーエンドは見えづらくなっているが、このバンパーではあえて、マフラーエンド風のフィニッシャーをデザイン。リアスポイラーにもメッキを追加し、高級車らしいクオリティにこだわった。
そして、LSに装着されるホイール、TOSCA T22C。2ピース構造の22インチで、レクサスLS・LC専用に開発した新作モデルとなる。
もう一台の後期型ハリアーは、“スポーツライン”ブランドからデビュー。ハーフ形状で、フロント、サイド、リアの設定となる。このハリアーもセンター部分にメッキを取り入れていて、オプションでバンパー下端の左右にLEDを入れることも可能。サイドはカラーを塗り分け、ホイールはDUCHTLETの22インチのワンピースをチョイスした。重厚感のあるデザインが、背の高いハリアーの足元にマッチしている。リアはディフューザー形状で、中央にはオプションのLEDライトがセットされていた。
この他、レクサスLC500、AMG-GT、ベンツのW447 Vクラス、トヨタC-HRなどのデモカーと、オリジナルのホイールも多数展示。
今年はさらにホイールのラインナップを増やしていく計画も。2018年、ますますWALDから目が離せない。
(レポート:藤田竜太)