自動車業界に夢を持つ学生たちの力作を
大阪オートメッセ2018の出展車で振り返る
大阪オートメッセ2018では、自動車関連の専門学校や大学校に通う学生たちが手がけた車両展示も見どころが多かった。カスタム界のプロフェッショナルでも描くことのできない、唯一無二な発想や斬新さ。
NATS(日本自動車大学校)、SIAT(埼玉自動車大学校)、日本モータースポーツ専門学校、日産京都自動車大学校の各ブースで披露された、若きパワーを感じさせるカスタム車を振り返ってみたい。
ボディ後方を大胆カットした、ピックアップなミニバン改
「NATS」の学生たちが製作したのは、トヨタ・ヴェルファイアを大胆にピックアップ化&ボディリフトした1台。ボディ加工や足回りの作り方は圧巻そのもの。本場アメリカの雰囲気が似合いそうなミニバン改の次なる目標は、車検取得と公道走行とか。実現を目指して頑張れ!
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「ヴェルファイアのピックアップトラック版が生まれたとしたら?」
コンセプトの異なるユニークな旧車と電気自動車を披露
自動車整備士を養成する「日産京都自動車大学校」では、カスタマイズコースを卒業する学生が製作した2台を披露。ボロボロだったベース車へ、日産・S15型シルビアのパワートレインを移植して蘇らせた日産・KB10型サニーと、もともと近未来なリーフを”さらに近未来”というコンセプトで製作した日産・リーフ。
ユニークな発想に多くの来場者が釘付けとなった。
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「日産京都自動車大学校が新旧ベースの近未来コンセプトを展示」
「もし、ミニクーパーに100周年モデルがあったら?」
「NATS(日本自動車大学校)」の学生が製作したBMWミニは、”ミニクーパー100周年モデル”をイメージ。伝統のスタイルに近未来感をミックスした結果、アルミを多様したこの姿にたどり着いた。前後のフェンダーは、アルミの板からコツコツと叩いて成型した。
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「学生によって描かれた「ミニクーパー100周年モデル」予想図」
シルビアに込めた、学生が描くユーロスポーツとスパルタン
「日本モータースポーツ専門学校」の生徒たちが製作した2台の日産・シルビア。
テーマは、”スタンスネイションにこだわったユーロスポーツ”と”アグレッシブさを主張するドリフト仕様”であり、ペイントにこだわった鮮やかなボディワークを披露した。
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「学生が手がける、異なるコンセプトを放つ2台のシルビア」
『WiLL VS』をステルス戦闘機の如く、がテーマ
戦闘機のようなエアロパーツ、翼をイメージして角度を決めたガルウイング。
ツヤ消しシルバーのボディに、エアブラシで描いた弾痕やリベットでさらにイメージを高めたのが、SIAT(埼玉自動車大学校)の生徒たちだ。トヨタ・Will VSというベースもじつにユニーク。
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「目指したのは地上のステルス戦闘機! WiLL VSのミリタリー仕様」